大矢アキオのシャン♪シャン♪「上海モーターショー」(前編)
2013.04.22 画像・写真さすらいのインディペンデント系コラムニスト大矢アキオが、突如ラビオリの国から小龍包(ショウロンポウ)の街へ。上海モーターショー会場で目撃した珍事象や珍店舗を紹介する。
(文=大矢アキオ/写真=Akio Lorenzo OYA、Mari OYA)

上海モーターショー会場の地下鉄最寄り駅ホームは、北京現代の新型「サンタフェ」の広告で徹底的に埋められていた。近隣には、ホームや通路全体がフォードや中国奇瑞(チェリー)などの広告で統一された駅もあり。
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上海モーターショー会場の地下鉄最寄り駅ホームは、北京現代の新型「サンタフェ」の広告で徹底的に埋められていた。近隣には、ホームや通路全体がフォードや中国奇瑞(チェリー)などの広告で統一された駅もあり。
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プレスデイ前日のお昼どき。歩道脇で弁当を食べる設営スタッフ。汁物は巨大鍋で用意されていた。学生アルバイトもかなりいるもよう。
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三菱と提携関係にある東南汽車は、新型車「V5菱致」のイメージキャラクターである“明星(中国語でスターの意味)”任重(レン・ジョン)(写真左)をステージに迎えた。
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吉利(ジーリー)は、自社製コンパクトカー「熊猫(パンダ)」のお楽しみバリエーションを4台参考出品した。この背高バージョンに似た車が、すでに欧州で「フィアット・パンダ」の広告に登場しているのは偶然か、それとも……。
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吉利はパンダグッズも展開していた。もはやオリジナルグッズは、欧米日本車だけではない。
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吉利のもうひとつの顔。同社は「チャイナ・フォーミュラ・グランプリ」の車両設計に関与している。
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謎の未発表車? 風に巻き上げられて、思わず「オー、モーレツ!」と懐かしCMのキャッチを口にしてしまったが、よく見たら中国海馬が造る「マツダ2」の姉妹車「海馬2」だった。
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東風のブース。プレスデイというのに、同社の歴史や実績に関するクイズが始まり、盛り上がった。後方にあるのは新型車「H30クロス」。
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JAC製トラック屋外展示ブース。唐突に男性モデルが配備されていた。
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上海ショーの会場「上海新国際展覧中心」の気配りその1。これは出展者用ブースに用意されていたエスプレッソマシン貸し出しコーナー。もちろん有料ですが。
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プレスデイに続くトレードデイは、なぜか一般来場者風の人がやたら多い。そうしたなか大人気だったのは、トヨタが配布していた「鉄腕アトム」プリント入りバッグで、長蛇の列ができた。
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プレスデイの夜。上海フォルクスワーゲングループの会場スタッフが男女とも整列させられ、リーダーからネクタイの弛(たる)みなど細かな服装チェックを受けていた。ドイツの首脳か、はたまた政府要人か。あまりの緊張感に、誰が来るのか聞き忘れた。
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フォルクスワーゲングループといえば、シュコダの景品「うちわ」。熱気漂う会場で、意外にありがたい。
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自動車雑誌のブースは、屋外テント内に割り当てられている。一番手前は『主婦の友』ならぬ『車主の友』。どのスタンドも、今ひとつ盛り上がりに欠けていたのが残念。
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いっぽう、この『ライフオート』は安い&目立つのアイデア派。巨大透明ビーチボールにステッカーを貼り、コンパニオン3人に会場内各所を転がさせていた。
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会場内で公安警察が使用している電気自動車は、五环龙(ウーファンロン)の「L108A-J-FB」。「メルセデス600プルマン」もびっくりの6ドア!
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モーターショーに軍隊出動!? とビビったが、本当は上海の警備会社「黎峰保安服務有限公司」の警備員たち。各社スタンド横でも、この制服で任務にあたっていた。
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いっぽう、こちらは平和そのものの大矢アキオ。車両人気投票のための告知版で遊ぶ。
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「海新国際展覧中心」の気配りその2。ガムテープやカッターからヘルメットまで販売されている。助けられた設営班は少なくないはず。
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GMのブースにて。上海娘の新トレンドは「内燃機関女子」か。