「第55回全日本模型ホビーショー」出展作品(後編)
2015.09.29 画像・写真日本プラモデル工業協同組合主催の「第55回全日本模型ホビーショー」が、東京ビッグサイトで、2015年9月25日(金)から27日(日)にかけて開催された。これは春の「静岡ホビーショー」と並ぶ、模型ファンにはおなじみの秋の恒例イベントで、今回はプラモデルやラジコンのメーカーなど計67社が出展。今ではすっかり大人のホビーとなったプラモデルやミニカーなどのモデルカーは、どんどんマニアックな方向に進んでいるが、今回の出展もその印象を再認識させられる内容だった。前編に続き、リポーターの記憶に残ったシーンを20点紹介する。
(文と写真=沼田 亨)
→「第55回全日本模型ホビーショー」出展作品(前編)はこちら

香港の精密モデルカーブランドであるTSM MODELの「マツダ787B 1991ルマン優勝車」。1/12という大スケールで、プロポーション、ディテール、存在感すべてに文句なし。限定999台で価格は5万4000円。
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香港の精密モデルカーブランドであるTSM MODELの「マツダ787B 1991ルマン優勝車」。1/12という大スケールで、プロポーション、ディテール、存在感すべてに文句なし。限定999台で価格は5万4000円。
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アオシマの1/24「トヨタ・カローラ1600GT」。4代目E70系カローラのセダンGTの、角目2灯の後期型。既発売の製品のリニューアル版で、新金型の後期型専用グリル&エンブレムなどでディテールアップ。2015年11月発売予定で価格は2160円。
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アオシマの1/24スーパーVIPカー極シリーズの「ロジャム 21クラウン・アスリート」。発売中の現行クラウン・アスリートに、ドレスアップメーカーであるロジャムのエアロパーツを装着した鬼キャン仕様。「クラウン・ロイヤル」ベースのモデルもあり、どちらも2015年10月発売予定で価格は3456円。
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モックアップの状態で展示されていた、アオシマの1/24「ランボルギーニ・セストエレメント」。「ガヤルド」をベースとする、カーボン製ボディーを持つサーキット走行専用車の、オール新金型の力作。2015年12月発売予定で価格は4860円。ディテールアップパーツも用意される。
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アオシマの伝統芸であるデコトラシリーズも健在。根強いファンがいるのだろう。
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勢いがあったアオシマのブースでイチ押しの新製品だった、完全新金型の1/12「ホンダ・ドリームCB400FOUR」。空冷エンジンのフィンやキャブなどディテールの表現がすばらしく、プラモの成型技術の向上ぶりに目を見張った。2015年10月発売予定で、価格は3456円。
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これもアオシマの1/12オートバイの新製品だが、プラモではなく完成品の「ホンダ・ドリームCB750FOUR」。K0と呼ばれる初期型で、このブルーのほかレッドとゴールドの3色のキャンディカラーがそろう。2015年10月発売予定で価格は2160円。白バイ仕様(2200円)も発売予定。
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アオシマと提携している、マカオのメーカーであるBEEMAXの1/24「TA64セリカ '85サファリラリー仕様」。プロポーション、ディテールともに優秀で、かなり凝った内容。2015年10月発売予定で価格は4104円。同時代の「日産240RS '83ニュージーランドラリー仕様」もモップアップ状態で展示されていた。
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これもBEEMAXの新製品である1/24「EF3シビック Gr.A '89 PIAA」。グループA仕様というマニアックなモデルだが、グランドシビックこと5代目シビックがプラキット化されたのはこれが初めてという。発売日未定で価格は4104円。
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老舗ミニカーショップであるメイクアップの新製品である、スクラッチビルダー酒井文雄氏の監修による1/12「マセラティ・ティーポ60/61」。鳥籠のような、細いパイプ製のスペースフレームからバードケージと呼ばれるマシンのモデル(完成品)で、すばらしいクオリティー。2015年秋発売予定で価格は未定とのことだが、仕上がりからして相当高価になるとみた。
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これまでモデル化されなかったマニアックな車種を中心にレジンで製品化しているハイストーリーの1/43「マツダ・コスモ・クーペ・リミテッド」。2代目コスモの後期型である。発売時期未定で価格は8856円。
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これもハイストーリーの1/43「スバル・レガシィ・ツーリングワゴン・ブリッツェン」。2015年11月発売予定で価格は8856円。
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モデルカーの輸入商社の老舗である国際貿易のオリジナルブランド、プレミアムXの1/43「マキF1」。1974年に登場した、初の国産F1マシンのモデルである。近日発売予定で価格は7776円。
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国際貿易が扱う、国産旧車中心のダイキャストモデルのブランドであるファースト43の1/43「マツダ・ロードペーサー」。価格は3024円。
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同じくファースト43の新製品である1/43「トヨタ・パブリカ・コンバーチブル」。価格は3024円。
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これも国際貿易のオリジナルブランドであるAMIEの1/18「ウルトラマンタロウ ZAT ウルフ777」。3代目MS50系の「クラウン・ハードトップ」をベースとした特撮TV番組『ウルトラマンタロウ』の劇中車のレジン製モデル。凝った作りで価格は5万760円。
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日本の名車を題材とする、ハイクオリティーな1/43レジンモデルのブランドであるMARK43がリリースする「ホンダS500」。2015年10月以降に発売される予定で、価格は9936円。
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同じくMARK43の「日産プリンス・スカイライン2000GT-B」。型式名S54Bこと初代スカGだが、プリンスが日産に吸収合併された後にマイナーチェンジされた3型であるところがこだわりのポイント。発売時期、価格ともに未定。
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ハコスカ、ケンメリ、ジャパンなど歴代「日産スカイライン」の街道レーサーのボディーをそろえた、ラジコンパーツブランドであるABCホビーのブース。
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ABCホビーのRX-3こと「マツダ・サバンナGT オーバーフェンダーVer.」。いわゆるワークスオバフェン仕様のラジコン用ボディーで、価格は6696円。