「第58回 全日本模型ホビーショー」の会場から(後編)
2018.10.04 画像・写真2018年9月28日から30日の3日間、東京ビッグサイトで開かれた日本プラモデル工業協同組合主催の「第58回 全日本模型ホビーショー」。後編では、組み立てキット、つまりプラモデルの新製品を中心に紹介しよう。(文と写真=沼田 亨)
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1/30マニアックなコンペティションマシンを続々とモデル化している、アオシマと提携しているマカオのメーカー、BEEMAXの新製品。1/24「ランチア・デルタS4 '86モンテカルロラリー仕様」。2018年12月発売予定で価格は5184円。
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2/30BEEMAX/アオシマの1/24「アウディ・スポーツクワトロS1 E2 '86モンテカルロラリー仕様」。1985年サンレモラリー仕様も作れる2 in 1キット。2018年10月発売予定で価格は5184円。
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3/30BEEMAX/アオシマの1/24「ポルシェ935 K2 '77 DRM仕様」。販売中で価格は4536円。
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4/30BEEMAX/アオシマのコーナーには、今後の展開が楽しみな開発中の原型も数点展示された。これは1/24「ダットサン・サニー1200クーペGX レーシング仕様」(KB110)。
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5/30同じく1/24「トヨタ・スターレット レーシング仕様」(KP61)。
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6/30同じく1/24「三菱ランサー ターボ」。
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7/30同じく1/24「三菱スタリオン」。
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8/30アオシマの1/24「LB★ワークス R35 GT-R Ver.2」。発売中で価格は4104円。これはプラモデルだが、リバティワークスのチューニングカーは、複数のミニカーブランドでもモデル化されている。
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9/30アオシマの1/24「MGB Mk2 '68」。新規デカールが付属する再生産品で、ウレタンバンパーに純正アルミホイールを備えた「MGB Mk3 '74」もラインナップ。いずれも2018年12月発売予定で価格は3024円。
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10/30塗装および接着剤不要、お手頃価格の簡単プラモであるアオシマのザ・スナップキット。1/24「トヨタ2000GT」は、シルバーのほかレッド、ホワイトのカラーバリエーションがそろう。2018年12月発売予定で価格は1620円。
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11/30ハセガワの1/24「三菱コルト ギャラン2000GSR 前期型」。発売中の「同GTO-MR」のバリエーションとしてリリースされる、純正でオーバーフェンダーを備えた2000GSRの前期型。2018年11月発売予定で価格は3456円。
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12/30ハセガワの1/24「いすゞ・ジェミニ イルムシャーターボ」(JT150)。発売中の「同イルムシャーDOHC」「同ZZ ハンドリング・バイ・ロータス」に続くバリエーション。2018年11月発売予定で価格は3456円。
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13/30ハセガワの1/24「リコースカイラインGTS-R」(R31)。1988年の全日本ツーリングカー選手権(JTC)で開幕2連勝した鈴木亜久里/A・オロフソンのマシンをモデル化。2018年11月発売予定で価格は3672円。発売中の「スカイラインGTS-R」のバリエーションだが、会場ではスカイライン30周年記念特別仕様車である「同GTS 前期型“NISMO”」も発表された。
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14/30ハセガワの1/24「ホンダRA272 1965メキシコグランプリ優勝車」。リッチー・ギンサーのドライブにより、ホンダF1に初優勝をもたらしたマシン。限定再販で価格は3888円。
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15/30ハセガワの1/24「ジャガーXJR-8 LM」。「ザウバー・メルセデス C9」とともに限定再販される1980年代のグループCカー。2018年11月発売予定で価格は3024円。
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16/30ハセガワが開発中の1/24「カルソニック・ニッサンR91CP」。星野一義/鈴木利男がドライブした1991年の全日本スポーツプロトタイプカー選手権(JSPC)のチャンピオンマシン。「なぜ今グループCカーの新製品?」と思ったが、前出の再販モデルと合わせて、ひそかにCカーが人気なのだとか。2018年12月発売予定で価格は3672円。
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17/30グループCカーなど90年代のレーシングカーにピッタリという、ハセガワの「90's レースクイーンフィギュア」。ハイレグ、黒髪ソバージュ、太眉が特徴の90年代前期のレースクイーンを再現したとのこと。2018年12月発売予定で価格は972円。
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18/30こちらは90年代のカーモデルに最適という、ハセガワの「90's 厚底ギャル フィギュア」。ミニスカ、厚底ブーツ、ロングヘア、細眉が特徴の90年代中後期のギャルをイメージ。2018年10月発売予定で価格は972円。
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19/302017年の「スズキGT380B」に続く、ハセガワの1/12バイクシリーズの新作となる「カワサキKH400-A7」。通称ケッチことKHの、1979年発売の最終型400をモデル化。2018年11月発売予定で価格は3672円。
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20/30タミヤの1/24「日産フェアレディZ ヘリテージエディション」。タミヤのカープラモの新作はこれだけだった。2018年11月発売予定で価格は3996円。
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21/30トミーテックの1/35「マツダ・スクラム 広島カープ ショッピングトラック」。「スズキ・キャリイ」のOEMモデルである。販売中で価格は3996円。
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22/30イタリアの老舗メーカーであるイタレリの1/12「アルファ・ロメオ179C」。1979年にデビューした179の、1981年シーズン用F1マシン。全長約358mmのビッグサイズで、3リッターV12エンジンはじめとするディテールを約400点のパーツで再現。日本語版説明書付き。2018年10月発売予定で価格は1万9440円。
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23/30こちらはフランスの名門エレールの1/24「ルノーR8ゴルディー二」。一時は日本のユニオンモデルから再販されていたこともある、オリジナルは1970年代生まれの古いキット。今冬入荷予定で価格は3456円。同じシリーズの「アルピーヌA110 1600」も並んで展示されていた。
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24/30国産プラモデルが誕生してから、今年で60周年。それを記念した特別展示コーナー「プラモデルで見る60年」が会場内に設けられていた。
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25/301958年に発売された、国産プラモデル第1号である1/300「原子力潜水艦ノーチラス号」の復刻版。米レベル社製品のコピーではあったが、これが国産プラモの原点である。オリジナルの開発および生産販売は今はなきマルサン商店だったが、金型は童友社に引き取られて現存。目下誕生60周年記念限定モデル(写真)が復刻販売されている。価格は3780円。
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26/30マルサン商店で1958年に作られ、現在は童友社が成型可能な状態で保管している1/300「原子力潜水艦ノーチラス号」の金型。
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27/30特別展示コーナー「プラモデルで見る60年」には、今ではお宝となっているプラモデルが年代ごとにゾーニングされ展示されていた。ちなみに展示されたプラモデルは、すべてフィギュアで有名な海洋堂が所有するコレクションとのこと。
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28/301960年代から70年代にかけては、考えつく限りのモノがプラモ化されていた。
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29/3060年史展示のショーケースに入り切らなかったプラモを並べた「OS模型店」は、50年以上前に実在した小さな街の模型店をモデルにしたものとか。
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30/30タイムスリップしたような「OS模型店」の店内。一角に置かれたモニターディスプレイ、もとい14インチの白黒テレビの画面には、円谷プロ製作の空想TVドラマ『ウルトラQ』が流れていた。