「第58回 全日本模型ホビーショー」の会場から(前編)
2018.10.04 画像・写真2018年9月28日から30日の3日間、日本プラモデル工業協同組合主催の「第58回 全日本模型ホビーショー」が東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれた。これは春の「静岡ホビーショー」と並ぶ模型ファンにはおなじみの秋の恒例イベントで、今回は計84社が出展した。例年どおりモデルカーの中から、前編ではダイキャストやレジン製の完成品、いわゆるミニカーの新製品を中心に紹介しよう。(文と写真=沼田 亨)
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1/33トミカサイズとも呼ばれる1/64スケールの、マニアックなダイキャスト製ミニカーのブランドであるトミカリミテッドヴィンテージ/トミカリミテッドヴィンテージNEO。国産旧車を主体にフィアットやアルファ・ロメオ、ランチアなどのイタリア車も製品化してきたが、新たにフェラーリが加わった。今回の出展は試作品と原型のみだったが、ラインナップは「F40」「ディーノ246GT/GTS」「365GT4BB」「512BB」「512BBi」「テスタロッサ」「512TR」など。また「250GTO」「F40」「F50」「F355」などのチョロQも並んでいた。
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2/33トミカリミテッドヴィンテージNEOの、「フェラーリF40」の無塗装試作品。フロントおよびリアカウルが開閉。2019年3月発売予定で価格は未定。
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3/33こちらは「ディーノ246GTS」と「同GT」。どちらもエンジンフードが開閉、GTSはトップも着脱可能。2019年3月発売予定で価格は未定。
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4/33トミカリミテッドヴィンテージ誕生15周年記念としてリリースされる、1/64では初のモデル化となる「日産プリンス ロイヤル」。旧プリンスによって開発された国産初の貴賓用リムジンを忠実に再現。2019年1月発売予定で、価格は9936円。
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5/33トミカリミテッドヴィンテージの、今年還暦を迎えた「スバル360」の60周年記念特別仕様。2018年10月発売予定で価格は2700円。
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6/33「スバル360」はフロントバンパーが分割式から1本モノに変わった1961年式(上)と「コンバーチブル」(下)も発表された。いずれも発売時期、価格ともに未定。
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7/33参考出品されたトミカリミテッドヴィンテージNEOの「トヨタ・マークII 2.5GTツインターボ」(X81)。発売時期、価格ともに未定。
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8/33トミカリミテッドヴィンテージNEOの「トヨタ・クラウン ロイヤルサルーン スーパーチャージャー」(S120)。日本初のスーパーチャージャー装着車である。2018年10月発売予定で価格は2484円。
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9/33トミーテックとイグニッションモデルのコラボレーションモデルである1/43レジン製「日産セドリック ハードトップ」(Y30)。発売時期、価格ともに未定。
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10/33これもトミーテックとイグニッションモデルのコラボレーションモデルである1/43レジン製「日産セドリック グランツーリスモ」(Y32)。発売時期、価格ともに未定。
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11/33リトルガレージの1/24レジン製「プリンスR380」。砂子義一のドライブで1966年の第3回日本グランプリで優勝したマシン。販売中で価格は1万8360円。
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12/33「これまでモデルに恵まれなかった日本車をモデル化する」をコンセプトに掲げた、1/43レジン製ハンドメイドミニカーのブランドであるハイ・ストーリーの「マツダ・ファミリア ターボ1500XG」。発売時期未定で価格は9504円。
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13/33ハイ・ストーリーの「スズキ・スイフトスポーツ」。右側は2018年の東京オートサロンのスズキブースに出展された仕様。発売時期未定で価格はノーマルが9504円、オートサロン仕様が9936円。
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14/33京商のオリジナルであるサムライシリーズの1/18レジン製「ユーノス・ロードスター」(NA)。予定価格1万8360円。
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15/33これもサムライシリーズの1/18「日産シルビアK's」(S13)。予定価格1万8360円。
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16/33サムライシリーズだが、さらに大きい1/12スケールで迫力たっぷりの「日産スカイラインGT-R Z-tune」(R34)。予定価格3万4560円。
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17/33京商オリジナルのダイキャスト製1/18「アルピーヌA110 1973ツール・ド・コルス仕様」。価格は2万3544円。奥の「A110 1973」は2万1384円。
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18/33京商が取り扱うフランスのオットーモービルの1/18レジン製「マツダ 323 GT-R」(日本名「ファミリアGT-R」)。マニアックなところをモデル化したものだ。予定価格1万5660円。
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19/33京商が取り扱うポールズモデルアートの1/18レジン製「フォード・カプリ2600RS」。1972年スパ・フランコルシャン24時間で3位に入ったフォードのワークスカーで、価格は1万6200円。ポールズモデルアートはドイツのメーカーで、これを含む初代「カプリ」や「カプリII」、「アウディ・クワトロ」や「ポルシェ911」などのコンペティションモデルをズラリとそろえていた。
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20/33フランスの老舗ミニカーブランドであるソリッドは、現在はオットーモービルの傘下で、京商が取り扱う。1/18ダイキャスト製の往年のフランス製小型車は、左から「シトロエン・ディアーヌ」「シトロエン・アカディアーヌ」「ルノー4L 消防車」で、いずれも予定価格8640円。
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21/33エブロも生誕60周年を祝して初期型(1958年)「スバル360」を1/18と1/43で出してきた。これは1/18レジン製で予定価格1万9440円。
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22/33こちらは1/43レジン製だが、サイドウィンドウまわりなどの作り込みは見事。予定価格1万0584円。
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23/33エブロの1/43レジン製「ダットサン・フェアレディSPL213」。初めてフェアレディの名を冠した「SPL212」のマイナーチェンジ版となる北米輸出専用車。予定価格1万0584円。
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24/33エブロの1/18レジン製「ヒノ・サムライ」。1967年の第4回日本グランプリのためにレーシングカーデザイナーのピート・ブロックが製作したが、プラクティスでのエンジン換装による最低地上高不足で車検不合格となり、決勝の出走がかなわなかった幻のマシン。予定価格3万2400円。
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25/33エブロの1/18ダイキャスト製「ホンダ・シビック タイプR」。フル開閉式で各部はバッチリ表現されている。予定価格1万9440円。
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26/33老舗ミニカーショップ/メーカーであるメイクアップのオリジナルブランド、アイドロンの1/43レジン製「日産スカイラインGT-R グループA チームゼクセル」(BNR32)。1991年のスパ・フランコルシャン24時間で総合優勝を飾ったマシンである。2018年11月発売予定で価格は2万8080円。
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27/33メイクアップが展示していた「マセラティ・ティーポ61」の試作品。1/43スケールで、バードケージと呼ばれるパイプフレームをここまで表現したのは見事だが、「果たしてこのまま製品化できるかどうか……」とのこと。
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28/33これもメイクアップのオリジナルブランドであるIDEAの1/18レジン製「ランボルギーニ・カウンタックLP400」。予約受付中で価格は3万2184円。
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29/33マニアックな日本車のレジン製モデルを展開するonemodel(ワンモデル)の1/18「トヨタ・アルテッツァ」。発売時期、価格ともに未定。
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30/33onemodelは1/18と1/64をラインナップしているが、「1/64でも1/43なみの表現」を目指しているという。これはその1/64の「ホンダ・シビック タイプR」(FD2)。発売時期未定で価格は4298円。
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31/331/43ダイキャスト製の日本車ミニカーを手ごろな価格で提供するファースト43の「三菱ランサー セレステ」。2018年11月発売予定で価格は3780円。
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32/331960年代にモデルカー専門ショップとして開店したポストホビーに始まり、ホビー誌の出版、ゲームやモデルカーの製造販売などを手がけるホビージャパン。その1/43レジンモデルのブランドであるマーク43の「トヨタ・クレスタ2.5GTツインターボ」(X81)。2018年12月以降発売予定で、価格は1万0476円。
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33/33マーク43が早くもリリースした新型「スズキ・ジムニー」。2019年2月以降発売予定で、価格は1万0476円。