日本レース界の顔が大集合 〜2007モータースポーツアワーズ開催
2007.11.26 自動車ニュース日本レース界の顔が大集合 〜2007モータースポーツアワーズ開催
2007年シーズンを終えた「SUPER GTシリーズ」「全日本選手権フォーミュラ・ニッポン」、そして、若手育成を目的とする「フォーミュラチャレンジ・ジャパン」。師走目前の2007年11月26日、各カテゴリーのレース関係者が都内のホテルに集合し、合同表彰式が行われた。
これは、各シリーズを運営する「GTアソシエイション」と「日本レースプロモーション」が手を組み、昨今不振が囁かれる日本のモータースポーツ界を盛り上げようというもの。今回が初の試みで、会場となった都内のホテルには、レース関係者ら総勢500人が集まった。
各カテゴリーの表彰ドライバーおよびコメントは、以下の通り。
■SUPER GTシリーズ/GT500
・チャンピオン:伊藤大輔/ラルフ・ファーマン
・2位:ロイック・デュバル/ファビオ・カルボーン
・3位:ドミニク・シュワガー/細川慎弥
「速さと強さを見せることができて、満足。ファーマンという最高のパートナーがいて取れた賞だと思います」(伊藤大輔)
「初戦から優勝できたのがよかった。ホンダに感謝したい」(ラルフ・ファーマン)
また、チーム部門では「オートバックスレーシングチームアグリ(ARTA)」がタイトルを獲得。鈴木亜久里代表が挨拶に立ち「(レースの冠スポンサーであり、チームのスポンサーでもある)オートバックスセブンの住野公一CEOが毎年他チームを表彰するのが心苦しかった」「ARTA立ち上げ10周年の節目に優勝できて嬉しい」などと感想を述べた。
■SUPER GTシリーズ/GT300
・チャンピオン:大嶋和也/石浦宏明
・2位:高橋一穂/加藤寛規
・3位:柴原眞介/黒澤治樹
「一年間、楽しくレースができました」(大嶋和也)
「最高の環境だった。勝利は嬉しいがまだ通過点だと思うし、来季につなげたい」(石浦宏明)
なお、大嶋和也は今年、「全日本F3選手権」と合わせ二冠を達成した。
■全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
・チャンピオン:松田次生
・2位:ブノワ・トレルイエ
・3位:小暮卓史
・4位:本山哲
・5位:アンドレ・ロッテラー
・6位:ロイック・デュバル
「今シーズンは苦しかったが、こつこつポイントを重ねる努力ができた。チームに感謝したい」(松田次生)
チームのタイトルは、松田が属する「mobilecast IMPUL」の手に。
ただ、星野一義総監督は「栄誉は嬉しいが、実力的にPIAA NAKAJIMAのほうが強かった。来年はもっと勝てるチームを目指したい」と、優勝0回のチャンピオンにとって耳の痛い(?)コメントを残した。
■フォーミュラチャレンジ・ジャパン
・チャンピオン:国本京佑
・2位:山本尚貴
・3位:田中誠也
・4位:国本雄資
・5位:中嶋大祐
・6位:井口卓人
「多くのひとに支えられて、大きく成長できたと思います」とは、チャンピオン国本京佑の弁。
26歳以下の若手を中心に争われるFCJにあっても、18歳はとても若いほう。
さらに、「自由民主党モータースポーツ振興議員連盟杯」と「経済産業大臣杯」の特別賞が、SUPER GTシリーズのGT300/GT500のチームチャンピオンにそれぞれ贈られた。
挨拶に立った中山泰秀衆議院議員からは、「国内モータースポーツの不振は、国にも責任があると思う」「たとえば競馬に天皇杯があるように、賞の格を上げるなど、今後は行政からのサポートを充実させていきたい」などというコメントも聞かれた。
(webCG 関)
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