吉田由美のバンバン「バンコクショー2013」リポート
2013.04.02 画像・写真東南アジアにおける自動車産業の中心地として、存在感を増しているタイ。その国内最大規模のオートショー「バンコク国際モーターショー2013」(会期:2013年3月25日〜4月7日)では、どんなモデルが見られたのか? タイのショーならではの(?)印象的なシーンとともに、カーライフエッセイストの吉田由美がリポートする。
(文と写真=吉田由美)

会場は、タイの首都バンコクの郊外にある「インパクト・アリーナ・ムアントンタニ」。バンコク国際モーターショー(以下、バンコクショー)は、2011年からこの会場で開催されていて、今年のショーは展示面積が過去最高の約6万平方メートル。(東京モーターショー2011、同2013は約3万5000平方メートル)
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会場は、タイの首都バンコクの郊外にある「インパクト・アリーナ・ムアントンタニ」。バンコク国際モーターショー(以下、バンコクショー)は、2011年からこの会場で開催されていて、今年のショーは展示面積が過去最高の約6万平方メートル。(東京モーターショー2011、同2013は約3万5000平方メートル)
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通常、モーターショーはプレスデイの後に“VIPデイ”が設けられますが、バンコクショーではVIPデイの方が先。プレスデイのオープニングセレモニーでは、出展ブランドのトップがズラリ壇上へ。
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バンコクショーはインターナショナルなモーターショーであるにも関わらず、出版社が主催しているのが珍しい。こちらの方(写真右)は、バンコクショーのオーガナイザーで、グランプリ出版の副社長を務めるジャトロン・コモリミス氏。
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バンコクショーの「珍しいこと」が、もうひとつ。展示だけではなく販売もその場で行われるのです。全国の各ディーラーから集まった成績優秀なセールスマンたちが、実際に各メーカーのブースで商談をするわけですが、写真のBMWブースには、セールスマンならぬ、50名ほどのセールスレディが! 華やか〜。
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私が選んだ“セールスレディNo.1”は、BMWの彼女(写真左)。道端ジェシカさんをちょっとぽっちゃりさせた感じで……かわいいです。肌をあらわにしたコスプレ系のコンパニオンも大勢いますが、その場に居合わせた某誌の編集長は「制服系に萌え〜」だそうです、ハイ(笑)。
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今回のバンコクショーでワールドプレミアとなった「トヨタ・ヴィオス」。新興国向けのコンパクトセダンです。トヨタ&レクサスは昨年よりブースの面積を10%広げて気合十分。ところで、どのメーカーのプレスカンファレンスも、必ずダンスをしてからプレゼンテーションが始まります。プレスデイといえど、タイの人たちにとって、モーターショーは“お祭り”なのでしょうか?
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こちらの女性たちは、タイの「トヨタプリティ」の皆さん。ちなみにトヨタは昨年、ショーの会期中に1万2694台のクルマを販売したそうです。もちろん出展メーカーで1番!
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トヨタはタイでもハイブリッド推し。写真の「カムリハイブリッド」は、「タイ・カー・オブ・ザ・イヤー2012」の2500cc以下のクラスで(クラスが細かく分かれているんですね)、“テクノロジー賞”を受賞。
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「ミス・タイ国際モーターショー」の皆さんと。ちなみにグランプリは、一番左の方。それにしても皆さん、背が高くて、細くて、しかもナイスバディ。うらやましい〜〜!!
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三菱からは、2台のコンセプトカーがお披露目されました。一台はワールドプレミアのコンパクトセダン「コンセプトG4」。コンセプトカーは、まだタイでは珍しいようです。
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そしてもう一台の三菱車。こちらはワールドプレミアではありませんが(初登場はジュネーブショー)、ディーゼルハイブリッドのピックアップトラック「コンセプトGR-HEV」。タイではいま、エコカーや高級車の需要が増えているものの、ピックアップトラックも相変わらず活躍しています。
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会場の外には、試乗スペースも。つまりお客さんは、その場で気になるモデルを乗り比べることができます。ちなみにこの日は日本人プレス向けの試乗だったので、まさに貸し切り状態。写真の「トライトン」のほか、「ミラージュ」「パジェロスポーツ」「ランサーEX」に試乗しました。
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高級スポーツカーは人気のようで、ランボルギーニも最新モデルを出展。しかし、左のクルマにはすでに「SOLD」の札が!! ということは、成約済み……。ちなみに輸入車にかかる関税は200%。高っ!!!
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会場内にはこのほか、二輪車、クルーザー、オーディオ、カー用品なども展示されているのですが、なぜかマッサージチェアのブースまで数カ所にあります。タイの人は、やはりマッサージ好きなのでしょうか?
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「タイで初公開」はメルセデス・ベンツでもありました! それが、こちらの「Eクラス ブルーテック ハイブリッド」。つまり、ディーゼルハイブリッドが主役。メルセデスのブースには、8台ものディーゼル車が展示されていました。
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昨年、インドのデリーショーに行ったときにワールドプレミアされた、「スズキ・エルティガ」。7人乗りの小型ミニバンで、インドやインドネシアで販売されています。このたび、ようやくタイに進出。スズキ期待の星!?
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クラッチやトルクコンバーターを扱う日本の部品メーカー「エクセディ」のキャンペーンガールと。それにしても、羽や耳が付いていたり、コスチュームも独特。おまけにポーズも……。はるな愛さん似ですが、ということは……!?
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ホンダのブースでは「アコード」が主役。すでに北米では販売されていますが、次に発売されるのがタイ。日本や中国より先ってことは、ホンダもタイ市場に大きな期待を寄せているようです。
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近くのショッピングセンターで食事をした際のカット。駐車場には「スーパーカー専用」のスペースが! ハンディキャップ用のすぐ隣、便利な場所にあります。これぐらい、日本でもやっていいですよね〜!?
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最後は、タイはもちろん、主に東南アジアではおなじみの「トゥクトゥク」。しかしタイでは、観光地周辺を除く街中ではあまり見かけなくなってしまいました。ちょっと残念です。