「第17回 東京ベイサイド・クラシックカップ」参戦車
2017.06.21 画像・写真2017年6月18日、千葉県袖ケ浦市の袖ケ浦フォレストレースウェイで、「第17回 東京ベイサイド・クラシックカップ」が開かれた。ビギナーでも気軽に参加できるクラシックカーレースというコンセプトのもとに、2013年7月に初開催されたこのイベント。参加者の賛同を得てシリーズ化され、今季で5シーズン目を迎えた。参加資格は1972年までに生産された車両(継続生産された同型車含む)で、車両のポテンシャルおよびドライバーのスキル(ラップタイム)によって、下位からクラブマンズカップ、クリスタルカップ、スーパークリスタルカップ、ハイパークリスタルカップの4クラスに分けられ競う。今回の参加台数はクラブマンズカップが29台、クリスタルカップが26台、混走となったスーパークリスタルカップとハイパークリスタルカップが17台の、計72台。このほか車両の年式を問わないスポーツ走行と、戦前車のみのヴィンテージ・スポーツ走行も行われた。当日、現地の天気予報は夕方から雨だったが、実際にはいつ降り出してもおかしくない雰囲気。それでもすべての予選、クラブマンズカップとクリスタルカップの決勝は、完全なドライコンディションで実施された。しかし12時10分開始のスーパークリスタルカップ/ハイパークリスタルカップ決勝のコースインと同時に雨が落ち始め、レースはウエットコンディションとなってしまった。それでもまったく混乱することなく進行したのは、過去4シーズンの経験によるものだろう。なお今季は、この6月を第1戦として、9月、12月、そして2018年3月の4戦が予定されている。(文と写真=沼田 亨)
-
1/28決勝を前にピットロードでコースインを待つクラブマンズカップの参加車両。29台が出走した。
-
2/28クラブマンズカップで、ブッチギリでポール・トゥ・ウィンを飾った1973年「アルファ・ロメオ2000GTV」。見たところ、オリジナルとの相違点はアルミホイールくらいで、ボディーカラーも渋い。
-
3/28クラブマンズカップで2位に入った1994年「ローバー・ミニ」。後方は1968年「アルファ・ロメオ1750GTV」。
-
4/28クラブマンズカップで予選2位ながらピットスタートとなってしまったものの、最終的に5位まで追い上げた1973年「トライアンフ・ドロマイト スプリント」。
-
5/28クラブマンズカップに出走した1962年「アルファ・ロメオ・ジュリア スプリント」。「ジュリエッタ スプリント」のボディーに1.6リッターエンジンを積んだモデル。
-
6/28クラブマンズカップに出走した1969年「ウーズレー・ホーネットMk3」。トランクルームが突き出た高級版「ミニ」。
-
7/28クラブマンズカップに出走した1954年「モーリス・マイナーSr2」。1948年から1971年まで基本的な変更なく作られたロングセラー。
-
8/2826台がエントリー、うち23台が決勝に出走したクリスタルカップで、コースインを待つ風景。
-
9/28クリスタルカップでポール・トゥ・ウィンを飾った1974年「ミニ・クラブマン1275GT」。
-
10/28クリスタルカップで、予選11位から2位に入った1968年「フォード・アングリア」。
-
11/28クリスタルカップで4位となった、アウトデルタ(アルファ・ロメオのレース部門)風のモディファイが施された1972年「アルファ・ロメオ2000GTV」。
-
12/28クリスタルカップの予選より。前は決勝で8位に入った1960年「オースチン・ヒーレー アシュレーGT」。「オースチン・ヒーレー スプライトMk1」にスペシャリスト製のボディーキットを装着したマシン。後ろは1979年「MGミジェット」。
-
13/28この日レースに参戦した唯一の日本車で、最小排気量のエンジン搭載車だった、1967年「ホンダS800」。クリスタルカップで11位に入った。
-
14/28太いタイヤが迫力ある1964年「シボレー・コルベット スティングレイ」。クリスタルカップに出走したが賞典外だった。
-
15/28出走17台のうち11台をアルファ・ロメオが占めた、スーパークリスタルカップ、ハイパークリスタルカップの混走による決勝がスタートした瞬間。直前に落ち始めた雨で、路面が黒くなっている。
-
16/28ハイパークリスタル/スーパークリスタル混走で雨に煙るコースを行く、2リッターエンジンを積んだ2台の「アルファ・ロメオ1300GTジュニア」。終始激しいトップ争いを展開した。
-
17/28前後が入れ替わった2台の「アルファ・ロメオ1300GTジュニア」。最終的にこの順序のまま、前を行く1967年式が優勝、後ろの1969年式が2位となった。
-
18/28ハイパークリスタル/スーパークリスタル混走で、(前から)最終的にラップダウンとなった1968年「アルファ・ロメオ・ジュリア スプリントGTV」、5位に入った1990年「ローバー・ミニ」、そして4位となった1972年「アルファ・ロメオ2000スパイダー ヴェローチェ」。
-
19/28ハイパークリスタル/スーパークリスタル混走でのシーン。前を行く、レースでは珍しい1976年「アルファ・ロメオ2000ベルリーナ」は8位。後ろの1972年「アルファ・ロメオ2000スパイダー ヴェローチェ」は9位に入った。
-
20/28ハイパークリスタル/スーパークリスタル混走で7位に入った1969年「フォード・エスコートMk1」。後ろは前出の「アルファ・ロメオ2000ベルリーナ」。
-
21/28ハイパークリスタル/スーパークリスタル混走で、前から1964年「ロータス・エラン」、6位に入った1969年「アルファ・ロメオ・ジュリアTI」、1991年「ローバー・ミニ」。
-
22/2821台が出走したスポーツ走行から、1959年「オースチンA35」。
-
23/28スポーツ走行から、1971年「ダットサン・ブルーバード1800SSS」。
-
24/28スポーツ走行から、1966年「アルファ・ロメオ・ジュリアスーパー」。
-
25/28スポーツ走行から、1974年「ジェンセン・ヒーレー」。
-
26/28スポーツ走行は旧車でなくとも参加可能。とはいうものの、この1991年「ホンダ・ビート」も、車齢はすでに四半世紀を超えている。
-
27/285台が出走したヴィンテージ・スポーツ走行より、1929年「ライレー9 12/4モノポスト」。
-
28/28アルファ・ロメオの通称「ジュリア クーペ」が並んだピット風景。