
1982年チャンピオン、ケケを父に持つニコ・ロズベルグが、GP出走111戦目にして初ポールポジションから初優勝。これによりロズベルグは、ヒル(グラハム&デーモン)、ビルヌーブ(ジル&ジャック)に次ぐ史上3組目の父子ウィナーとなった。メルセデスの勝利は、1955年イタリアGPにファン・マニュエル・ファンジオが記録したポール・トゥ・ウィン以来、通算10勝目となる。(Photo=Mercedes)
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1982年チャンピオン、ケケを父に持つニコ・ロズベルグが、GP出走111戦目にして初ポールポジションから初優勝。これによりロズベルグは、ヒル(グラハム&デーモン)、ビルヌーブ(ジル&ジャック)に次ぐ史上3組目の父子ウィナーとなった。メルセデスの勝利は、1955年イタリアGPにファン・マニュエル・ファンジオが記録したポール・トゥ・ウィン以来、通算10勝目となる。(Photo=Mercedes)
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通称「Wダクト」なるエアロデバイスを武器に、今季これまで予選での速さが光っていたメルセデス「W03」。上海ではロズベルグ(写真前)、ミハエル・シューマッハー(同後ろ)がレース序盤に1−2フォーメーションで走行。シューマッハーは早々にリタイアしたものの、メルセデスは懸案だったレース中のタイヤのデグラデーション(タレ)問題を克服し、2ストップ作戦をとったロズベルグの力走で見事勝利した。(Photo=Mercedes)
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マクラーレンはジェンソン・バトン(写真前)が5番グリッドから3ストップで2位。ルイス・ハミルトン(同後ろ)はギアボックス交換による5グリッド降格のペナルティーで7番グリッドから3位表彰台を獲得。ハミルトンは3戦連続の3位でポイントリーダーとなった。(Photo=McLaren)
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Q3進出ならずで、まさかの予選11位。レッドブルのセバスチャン・ベッテル(写真)は、スタートでは大きく出遅れ、挽回のためにバランスの悪い2ストップをとった。2位までのぼりつめるものの、レース終盤にタイヤがすっかりパフォーマンスを失いズルズルと後退。ファイナルラップにはチームメイトのマーク・ウェバーにもかわされ5位でゴールした。(Photo=Red Bull Racing)
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ロータスのキミ・ライコネン(写真手前)は、4番グリッドから2ストップ作戦で2位まで上がるも、レースの残り半分をハード側のタイヤで走り切るには無理があった。最終的にポイント圏外の14位でゴール。チームメイトのロメ・グロジャンは同じく2ストップながら6位でレースを終え自身初得点。(Photo=Lotus)
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フェラーリの苦しい戦いは続く。前戦マレーシアGPで劇的優勝を遂げたフェルナンド・アロンソ(写真)は、予選9位から同順位でゴールし2点を獲得。フェリッペ・マッサに至っては12番グリッドから13位完走といいところなし。少なくとも5月初旬のテストで予定される大幅なアップグレードまではこの苦闘は続くとみられている。(Photo=Ferrari)
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ハミルトンのグリッド降格により自身最高位の3番グリッドからスタートしたザウバーの小林可夢偉(写真手前右)だが、出だしが鈍くオープニングラップで7位まで後退。中団のトラフィックに埋もれ思うようなレースができず、10位1点獲得という残念な結果に終わった。前戦マレーシアで劇的な2位フィニッシュを飾ったチームメイトのセルジオ・ペレスも予選8位から11位完走と振るわず。(Photo=Sauber)
『第3戦中国GP「“勝てそうで勝てなかったドライバー”の勝利」【F1 2012 続報】』の記事ページへ戻る