
雨で読みづらくなったコンディション、2度のセーフティカー、すべてを味方につけたジェンソン・バトンが優勝。4戦2勝でチャンピオンシップトップに躍り出た。ちなみに2004年からF1カレンダーに名を連ねる中国GPで2度優勝したものはまだいない。(写真=McLaren)
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雨で読みづらくなったコンディション、2度のセーフティカー、すべてを味方につけたジェンソン・バトンが優勝。4戦2勝でチャンピオンシップトップに躍り出た。ちなみに2004年からF1カレンダーに名を連ねる中国GPで2度優勝したものはまだいない。(写真=McLaren)
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予選5番手からスタートしたバトン(写真)は、各車が早々に浅溝ウェット用のインターミディエイトタイヤへと交換するのを尻目にドライタイヤに賭け、2位にジャンプアップ。その後ニコ・ロズベルグを抜きトップに立つと、今季2勝目までまっしぐら。チームメイトのルイス・ハミルトンは、序盤のタイヤ交換で順位を落としたが、セバスチャン・ベッテルやミハエル・シューマッハーらをオーバーテイクし見事2位表彰台。マクラーレンは久々の1-2フィニッシュを達成した。(写真=McLaren)
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マレーシアに続き3位でゴールしたメルセデスのニコ・ロズベルグ(写真)。予選4位から、レース序盤はドライタイヤに賭けトップとして周回を重ね、雨脚が強くなりコースオフしバトンにその座を奪われたが、力強い走りでポディウムの一角を勝ち取った。チャンピオンシップではバトンに次ぐ2位。(写真=Mercedes Benz)
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バトンやロズベルグ同様、ドライ組として上位に食い込んだルノーのロバート・クビサ(写真手前)。3位から後退し結果5位に終わったが、僚友ビタリー・ペトロフとともにチームにポイントを献上した。ロシア人ドライバーのペトロフは7位入賞で自身初得点。チームはコンストラクターズランキング5位につける。(写真=Renault)
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予選でフロントローを独占したレッドブルはドライでは他を寄せつけない速さで駆け抜けた。しかし雨の決勝では一転苦戦。4戦3度目のポールポジションからスタートしたベッテル(右)は6位、マーク・ウェバー(左)は8位に終わった。(写真=Red Bull Racing)
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目の覚めるような飛び出しでトップを奪ったかにみえたが、ジャンプスタートでドライブスルーペナルティ。しかし最終的に4位まで挽回しゴールするのだから、フェルナンド・アロンソ(写真)の底力は侮れない。フェラーリのもう1台、フェリッペ・マッサは、地味なレースで9位完走。ポイントリーダーから6位に落ちた。(写真=Ferrari)
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冬のテストで好調が伝えられたザウバーは、序盤4戦いいところなしに終わった。ペドロ・デ・ラ・ロサ(写真手前)は予選17位からメカニカルトラブルでリタイア、小林可夢偉は同15位からクラッシュに巻き込まれ0周で戦列を去った。新興3チームと比べても低い信頼性に、ドライバー2人もなすすべがない。(写真=Sauber)
『第4戦中国GP「静のバトン、動のハミルトン」【F1 2010 続報】』の記事ページへ戻る