
セバスチャン・ベッテルが、第3戦中国GPに次ぐ今シーズン2勝目をポール・トゥ・ウィンで飾った。自身通算3勝目は、初のドライでの勝利となる。ポイントリーダー、ジェンソン・バトンとの点差は32点から25点に縮まった。(写真=Red Bull Racing)
-
セバスチャン・ベッテルが、第3戦中国GPに次ぐ今シーズン2勝目をポール・トゥ・ウィンで飾った。自身通算3勝目は、初のドライでの勝利となる。ポイントリーダー、ジェンソン・バトンとの点差は32点から25点に縮まった。(写真=Red Bull Racing)
-
決勝日の気温17度。涼しい気候のイギリスで、タイヤを適温にまでもっていけなかったのがブラウンの敗因とされる。ルーベンス・バリケロはフロントローからスタートし2位を走行するも、最初のピットストップでマーク・ウェバーにかわされて結局3位でゴール。4連勝中のジェンソン・バトン(写真)は、母国GPで錦を飾ることはできず、6番グリッドから6位完走。不調のなかで3点を獲得しダメージを抑えた。(写真=Brawn GP)
-
1980年代初頭に勃発したFISA vs FOCA対決の再来か。統括団体FIAとチーム団体FOTAは、2010年のコスト削減規定を巡り対立。ついにはFOTA系8チームは来季F1から離脱し、独自の新シリーズを立ち上げることを表明した。FIA側は妥協案により折り合いがつくとみているが、FOTAはいまのところ強硬姿勢を堅持している。なお既存10チームのうち、FIA案に賛成の手を挙げたウィリアムズとフォースインディアはFOTAのメンバーだがその立場は保留状態とされている。(写真=Red Bull Racing)
-
ヤルノ・トゥルーリが4番グリッドにつけたトヨタ。表彰台の一角を目指したが、スタートで失敗し、ハンドリングにも難ありで、キミ・ライコネンを何とか抑えての7位完走。ティモ・グロックは9番グリッドから9位完走で得点ならず。(写真=Toyota)
-
KERS信仰者だったBMWも、ついにこの「運動エネルギー回収システム」を今季断念すると発表。イギリスGPはフェラーリの2台のみが搭載して戦った。FIAが強引に導入した“環境問題への免罪符”は、途方もない開発費をともないながら実りが少ないと大不評。FIAは大幅なコスト削減を意地でも実施したいはずなのだが、統括団体としての姿勢に一貫性が認められない。なお今回のBMWの戦績は、ロバート・クビサ(写真)13位、ニック・ハイドフェルド15位。(写真=BMW)
-
ディフェンディングチャンピオンであり、昨年母国イギリスで1分以上ものマージンを築き圧勝したルイス・ハミルトン(写真)。その面影は、18番グリッドからでも果敢に攻め続けた姿勢にこそ見つけられたが、マクラーレンはいまや哀れな(?)バックマーカーである。スピンをきっするなどし、16位でレースを終えた。チームメイトのヘイキ・コバライネンは、後続のマシンに追突されリタイア。(写真=Mercedes Benz)
-
好調ウィリアムズのなかで、ひときわ光ったのが中嶋一貴(写真)。自身最高位の5番グリッドからスタートし、序盤は4位走行と上位入賞を期待させたが、軽めのマシンゆえ早々にピットインするとそこからピットストップのたびに順位を落とし、結局ポイント圏外の11位フィニッシュ。チームメイトのニコ・ロズベルグはその反対で、予選7位から5位完走、チームに4点をもたらした。(写真=Williams)
『第8戦イギリスGP「分裂の危機とコースでの反撃の間」【F1 09 続報】』の記事ページへ戻る