ジャガー・ランドローバーが新型エンジンを発表
2016.09.26 自動車ニュース英ジャガー・ランドローバーは2016年9月12日、新開発となる4気筒「INGENIUM(インジニウム)」ガソリンエンジンを発表した。
インジニウムエンジンは、これまで2015年に発表されたディーゼルのみだったが、今回、ガソリンエンジンが新たにラインナップに加わることになった。同社が10億ポンド(邦貨換算で約1300億円)を投じて建設・拡張したエンジンマニュファクチャリングセンターで製造される。
新エンジンは、電動油圧式バルブトレイン、一体型エキゾーストマニホールドとセラミックボールベアリング技術を使用したツインスクロールターボを搭載し、従来のエンジンと比較してパワーが最大25%、燃費が最大15%向上しているという。また、モジュラー設計が採用されており、1気筒あたり500ccの基本構造をもとに、さまざまなモデルに適応可能とアナウンスされている。新エンジンを搭載した車両は、2017年から製造される予定だ。
あわせて新型の「TRANSCEND(トランセンド)」トランスミッションも発表された。ローレンジギアボックス、デュアルクラッチ、ハイブリッド技術を組み合わせた小型軽量の8段トランスミッションで、従来の8段ATの2倍以上となる高いギア比20:1を採用。高いレベルのオフロード性能を実現しながら、燃費を約10%向上させるとアピールされる。また新型トランスミッションは従来の8段AT比で約20kgの軽量化が図られており、縦置きFR車や4WD車に搭載が可能という。
(webCG)
![]() |