【F1 2018 速報】第12戦ハンガリーGP、ハミルトン5勝目
2018.07.30 自動車ニュースF1世界選手権第12戦ハンガリーGPの決勝が、2018年7月29日、ハンガリーはブダペスト近郊のハンガロリンク・サーキット(4.381km)を70周して行われた。
ドライで行われたフリー走行で苦戦するも、予選で雨を味方につけたメルセデスがフロントローを独占。ポールシッターのルイス・ハミルトンは、真夏の強い日差しのもと行われたレースでも盤石の走りを披露し、今シーズン5勝目、キャリア通算67勝目を飾った。
2位はフェラーリのセバスチャン・ベッテル。予選4番手から、ライバルより1段硬めのタイヤを履いてスタートし3位に。レース終盤に一番やわらかいタイヤで猛チャージをかけ、メルセデスのバルテリ・ボッタスをオーバーテイクすることに成功。チャンピオンシップでのダメージを最小限にとどめた。
3位はフェラーリのキミ・ライコネン。スタートでチームメイトに抜かれ4位に落ちるも、ほかのドライバーより1回多い2ストップ作戦で猛追。ベッテルと同じタイミングでボッタスをかわし、5戦連続の表彰台をものにした。
ウエットの予選でQ2敗退、12番グリッドからスタートしたレッドブル・タグ・ホイヤーのダニエル・リカルドは4位でフィニッシュ。ベッテルに抜かれる際マシンにダメージを負ったボッタスは、リカルドにも先を越され2位から5位に転落しゴールを迎えた。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは6番グリッドからそのポジションを守りきり、今季3度目の入賞を果たした。
ケビン・マグヌッセン7位、ロメ・グロジャンは10位とハース・フェラーリがダブル入賞。バースデーレースとなったマクラーレン・ルノーのフェルナンド・アロンソは、最初のスティントを長く走り8位に入った。ルノーのカルロス・サインツJr.は予選5位という好位置を十分に生かしきれず9位だった。
以下、11位ブレンドン・ハートレー(トロロッソ)、12位ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、13位エステバン・オコン(フォースインディア・メルセデス)、14位セルジオ・ペレス(フォースインディア)、15位マーカス・エリクソン(ザウバー・フェラーリ)、16位セルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ・メルセデス)、17位ランス・ストロール(ウィリアムズ)が完走した。
チャンピオンシップリーダーのハミルトンはポイントを213点とし、2位ベッテルとのギャップを今季最大の24点にまで広げた。ランキング3位のライコネンは146点、4位ボッタス132点、5位リカルド118点と続く。
コンストラクターズチャンピオンシップは、1位メルセデス345点、2位フェラーリ335点とトップ2が接戦を展開中。3位レッドブル223点、4位ルノー82点、5位ハース66点という顔ぶれとなる。
(文=bg)