国内二輪メーカー4社が電動二輪車用交換式バッテリーの相互利用に向けた標準化に合意
2021.03.26 自動車ニュース電動二輪車用交換式バッテリーコンソーシアムは2021年3月26日、国内における電動二輪車普及に向け、相互利用が可能な交換式バッテリーおよびバッテリー交換システムの標準化(仕様の共通化)に合意したと発表した。
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このコンソーシアムは、本田技研工業、川崎重工業、スズキ、ヤマハ発動機の4社が、日本国内における電動二輪車の普及を目的として2019年4月に発足させたもの。以来、より環境にやさしく利便性の高いモビリティーとしての電動二輪車普及の課題である、航続距離の短さや充電時間の長さの解決手法のひとつとして、共通利用を目的とした交換式バッテリーとそのバッテリー交換システムの標準化を検討してきた。
今後は、今回合意した共通仕様を前提とした交換式バッテリーを相互に利用する技術的検証(規格化)を進め、日本自動車工業会(自工会)とも連携し、国際的な相互利用、すなわち国際標準化についても働きかけていくという。
なお、交換式バッテリーの相互利用による利便性や有効性については、2020年から自工会、大阪府、大阪大学の3者による電動二輪車普及のための実証実験「eやんOSAKA」とも協力のうえ、具体的な検証が継続的に行われている。
(webCG)