【F1 2022】第2戦サウジアラビアGPでフェルスタッペンが逆転勝利
2022.03.28 自動車ニュースF1世界選手権第2戦サウジアラビアGPの決勝が、2022年3月27日(現地時間)、サウジアラビアのジェッダ・コーニッシュ・サーキット(6.174km)を50周して行われた。
215戦して自身初のポールポジションを獲得したレッドブルRBPTのセルジオ・ペレスだったが、スタートからトップを快走するも、セーフティーカーのタイミングでフェラーリのシャルル・ルクレールにトップを明け渡した。
首位を走るルクレールに、レース終盤、もう1台のレッドブルであるマックス・フェルスタッペンが果敢に挑んだ。そして、DRSをうまく使った抜きつ抜かれつを制し、昨季のワールドチャンピオンが真っ先にチェッカードフラッグをくぐり抜け、通算21勝目を飾ったのだった。
2位はフェラーリのシャルル・ルクレール。開幕戦のウィナーはフェルスタッペンに2連勝を阻止されるも、今回もファステストラップを記録し、チャンピオンシップでは首位をキープしている。
3位はフェラーリのカルロス・サインツJr.。優勝争いには絡めなかったものの、前戦の2位に続く表彰台でポイントを稼いだ。
ペレスは、初ポールを優勝に結びつけられず4位。苦戦中のメルセデスは、ジョージ・ラッセルが5位、15番グリッドと下位スタートだったルイス・ハミルトンは10位まで挽回し、なんとか1点を持ち帰った。アルピーヌ・ルノーのエステバン・オコンは6位を死守、マクラーレン・メルセデスのランド・ノリスは0.1秒差で7位に終わった。
アルファタウリRBPTは、ピエール・ガスリー8位、チームメイトの角田裕毅はスタート前のトラブルでレースに出走できなかった。そしてハース・フェラーリのケビン・マグヌッセンが2戦連続入賞となる9位に入った。
以下、11位ジョウ・グアンユー(アルファ・ロメオ・フェラーリ)、12位ニコ・ヒュルケンベルグ(アストンマーティン・メルセデス)、13位ランス・ストロール(アストンマーティン)、14位アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・メルセデス)が完走した。
チャンピオンシップをリードするルクレールは45点、ランキング2位のサインツJr.は33点を獲得。開幕戦はノーポイントだったフェルスタッペンは25点で3位につけ、4位ラッセル22点、5位ハミルトン16点と続く。
コンストラクターズチャンピオンシップは、1位フェラーリ78点、2位メルセデス38点、3位レッドブル37点、4位アルピーヌ16点、5位ハース12点といった上位の顔ぶれとなる。
(文=bg)