ボルボが初の電動ミニバン「EM90」を発表 まずは中国市場で発売

2023.11.13 自動車ニュース webCG 編集部
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ボルボEM90
ボルボEM90拡大

スウェーデンのボルボ・カーズは2023年11月12日(現地時間)、新型電動ミニバン「ボルボEM90」を発表した。

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ボルボEM90は、3列シートが備わる6人乗りの電動プレミアムMPV。内部は北欧デザインにより移動中のリビングルームをテーマに設計されており、車内で過ごす時間を最大限に活用できる究極の快適性を提供するとうたわれる。

EM90には容量116kWhの駆動用バッテリーが搭載されており、出力200kWのモーターと組み合わされる。10%→80%の充電時間は30分未満、0-100km/h加速8.3秒というパフォーマンスが発表されている。一充電あたりの航続距離はCLTC(China Light-Duty Vehicle Test Cycle)値で最大738km。ボルボのフラッグシップ電動SUV「EX90」と同様に、双方向充電を可能にするために必要なハードウエアが装備される。EM90のバッテリーを使用して、他の電気自動車や電気製品の充電もできる。

19インチまたは20インチのエアロホイールが装備されており、空力効率と航続距離の向上に効果を発揮。トップクラスの遮音性とロードノイズキャンセリング技術、デュアルチャンバーエアサスペンション、サイレントタイヤなどの採用によるスムーズな乗り心地と快適性もセリングポイントとされる。

室内デザインと装飾はスカンジナビアの自然とアジアの芸術の両方からインスピレーションを得ており、モダンで洗練されたデザインと自然界の美しさを融合させたと紹介される。シート表皮のパターンは霧に浮かぶ山脈をイメージしており、バックライト付きのウッドパネルは竹林から差し込む光の美しさを表現。他のボルボ車と同じく、オレフォス社製のクリスタルシフトノブも用いられている。

2列目のラウンジシートには、ベンチレーションやヒーター、マッサージの各種機能が備わり、内蔵テーブルとカップホルダーも用意されている。シートには高密度の制振層を含む厚さ120mmを超える7層構造のゼログラビティークッションを採用し、快適性とサポート性を両立。スライド式リアドアとロングスライド式の2列目シートにより、3列目へのアクセスが容易に行える。

パノラマサンルーフはキャビン全体をカバー。カーテンとアンビエントライトにより、スカンジナビアの雰囲気が提供される。オーロラを再現したライティングから、スウェーデンの森や真夏の夜明けを想起させるテーマまで、好みの設定が選択できる。

15.4インチサイズのインフォテインメントスクリーンや合計21台のスピーカーを組み込んだBowers & Wilkinsオーディオ、5G接続を備えたデジタルエクスペリエンス音声アシスタントを装備し、オプションで後席用の高解像度15.6インチスクリーンも選択できる。

安全機能については、高解像度カメラやサラウンドビューカメラ、ミリ波レーダー、超音波レーダーを備えたオールラウンドセンサーセットと最新のコンピューティング技術によって、高度な先進運転支援システムを構築。万が一の衝突の際も、スチールとアルミニウムでつくられた強固な構造体によってバッテリーが保護されるという。

EM90は、2030年までに完全電気自動車メーカーになるというボルボの取り組みを強化するもので、まずは中国市場に導入される。

(webCG)

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