「スーパーアメリカンフェスティバル 2018 at お台場」の会場から
2018.08.31 画像・写真2018年8月26日、東京・江東区青海の青海第二臨時駐車場で、アメリカンテイストなクルマ&バイクの祭典「スーパーアメリカンフェスティバル 2018 at お台場」が開かれた。今回で26回目を迎えたこのイベントは、昨年まで日本最大級の規模と伝統を誇るドラッグレースを柱に富士スピードウェイで開かれていた。今回はドラッグレースを切り離して会場を台場に移し、カーショーをメインとして開催。8月最後の日曜となるこの日の東京ベイエリアは、最高気温35度超の残暑に見舞われたが、カーショーには262台が集まり、来場者は8500人を数えた。会場から、リポーターの目に留まった車両を中心に紹介しよう。(文と写真=沼田 亨)
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1/30手前から1967年「プリマス・バリアント」、1973年「フォード・マスタング コンバーチブル」、1963年「フォード・フェアレーン」などが並んだ会場風景。
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2/30数少ない戦前車のうちの1台だった1935年「シボレー」。
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3/301955年「キャデラック 60スペシャル」。エルビス・プレスリーの愛車として知られる“ピンクのキャデラック”の同型車。
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4/301955年「シボレー・コルベット」。1953年に誕生したC1こと初代コルベット。当初のエンジンは直6のみで、この55年型からV8が搭載されるようになった。
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5/301957年「マーキュリー・モンテリー」。今はなきマーキュリーは、フォードとリンカーンの間に位置するフォードのブランドだった。
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6/301959年「フォード・サンダーバード」。1955年に誕生した初代サンダーバードは2シーターだったが、この2代目はボディーを拡大して4座のパーソナルカーとなった。
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7/301967年「クライスラー・ニューポート コンバーチブル」。フルサイズの高級オープンカー。
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8/301969年「シボレー・シェヴェルSS396」。396(6.5リッター)のV8エンジンを積んだインターミディエート(中間サイズ)のマッスルカー。
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9/30手前から1970年、69年、68年と年式順に並んだ、モパー(クライスラー)のマッスルカーである「ダッジ・チャージャー」。
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10/30こちらもモパーのマッスルカー。手前が1970年「ダッジ・チャレンジャーR/T」、奥が1971年とおぼしき「プリマス・ダスター」。
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11/301973年「フォード・マスタング マック1」。通称ビッグ・マスタングこと、ボディーが大型化した初代マスタングの最終型。
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12/30「マック フース」。昨2017年の米国SEMAショーに出展され話題を呼んだ、カスタムカーデザイナーのチップ・フースが手がけたモデル。1971年「フォード・マスタング マック1」のボディーの中身は、2010年「フォード・マスタングGT」というカスタム。
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13/30色違いで2台並んだ、最高級パーソナルカーである1978年「キャデラック・エルドラド」。全長5.7m近い巨大なボディーは、翌1979年にダウンサイズされてしまう。
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14/301989年「リンカーン・タウンカー リムジン」。ダウンサイズされたフルサイズのタウンカーをストレッチしたリムジン。
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15/301979年から93年まで14年間も作られた3代目「フォード・マスタング」の、1987年ごろのコンバーチブル。歴代マスタングの中でも地味な存在だが、よくぞ生き残っていてくれた。
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16/30ズラリと並んだ、フルサイズのシボレーをベースとする、ローライダーと呼ばれる流派のカスタムカー。
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17/30後ろから眺めたローライダー群。手前は1959年「シボレー・インパラ」で、その隣は基本構造を共有するピックアップの「シボレー・エルカミーノ」。
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18/30見事なペイントが施された、1941年シボレーのローライダー。
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19/30美しくクールに仕上げられた、1967年「シボレー・インパラ」がベースのローライダー。
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20/301953年「キャデラック62」のカスタム。隣は同じく1953年のオールズモビル。
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21/30「フォードA型」など戦前車をベースとしたストリートロッド。
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22/301959年シボレーをベースにルーフをチョップ(切り詰めて低くすること)し、フレイム(炎)を描いたカスタム。
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23/301960年にデビューした、空冷フラット6をリアに積むコンパクトカーの「シボレー・コルベア」のカスタム。
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24/30顔つきは初代「シボレー・カマロ」のようでもあり、2代目「プリマス・バラクーダ」のようでもあるが、ベースは「日産シルビア」(S14)。
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25/30ボディーサイドに架空(?)の屋号が入った1957年シボレーのパネルトラック。
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26/30フルサイズピックアップの1968年「シボレー C/K」。いい感じにヤレている。
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27/30「シボレー・グリーンブライア スポーツワゴン」。空冷フラット6をリアに積んだ「コルベア」の派生モデルで、1961年に登場。シャシーを共用する「ランプサイド」と呼ばれるピックアップもあり、いわばコルベア版の「タイプ2」。
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28/301990年代の「三菱ミニキャブ」のキャビンをチョップし、左ハンドル化したカスタム。フィニッシュも美しい。
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29/30二輪はシボレーV8を積んだ「ボスホス」が大半を占めていた。
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30/30ステージで行われた、カーショーの受賞車両の表彰式。紹介されているのは、クライスラーの最高級車だった1958年「インペリアル」をベースにした、特撮TVドラマ『ウルトラセブン』の劇用車である「ポインター号」のレプリカ。改造車の規制が現在よりずっと厳しかった1992年に苦労して公認を取得、以来オーナー氏が26年にわたって維持し続けている。