吉田由美の“撮っておき”デトロイトショー2011
2011.01.17 画像・写真カーライフエッセイストの吉田由美が、今年もデトロイトを訪問。北米最大のオートショーで出会った、とっておきのシーンを写真で紹介する。(文と写真=吉田由美)

今年のデトロイトショーの朝は超早い。なにしろ、最初のプレスカンファレンスが朝6時半から……しかし! それが今回のショーの目玉のひとつとされるポルシェだけに、外すわけにはいきません。朝から物凄い熱気の中、「ポルシェ918 RSR」が登場です!
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今年のデトロイトショーの朝は超早い。なにしろ、最初のプレスカンファレンスが朝6時半から……しかし! それが今回のショーの目玉のひとつとされるポルシェだけに、外すわけにはいきません。朝から物凄い熱気の中、「ポルシェ918 RSR」が登場です!
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フォードのプレスカンファレンスは例年どおり、会場のコボセンター内で最大となる1万1000席をもつ「コボ・アリーナ」で開催されました。「C-MAX」のハイブリッドモデルや、コンセプトカーの「ヴァートレック」などが次々に登場! 四方からクルマが登場する、ステージ全体を使った演出も。
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トヨタのプレスカンファレンスも、ブース内ではなく隣接するリバービュー・ボールルームで開催されました。今回、「プリウス」のワゴンバージョン「プリウス v」と小さなハイブリッドカー「プリウス c コンセプト」が登場するとあって、早くから並んで席を確保する来場者が目に付きました。アメリカのオートショー初登場となる豊田章男社長のプレゼンテーションも話題に。
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カール・ベンツが自動車を最初に造り出したのは、1886年。125周年という節目の年を迎えたメルセデス・ベンツは、デトロイトモーターショーの前夜、世界中の有名ジャーナリストを集めて盛大なパーティを開催しました。カール・ベンツが発明した“一号機”も披露。ちゃんと走ったし、しかも速かったっ!(笑)
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このところメルセデス・ベンツは、各国で行われるモーターショーの前夜祭に、名だたるスターをゲスト出演させています。今回登場したのは、2010年のグラミー賞で「最優秀ポップコラボレーション賞」を受賞したアーティスト、コルビー・キャレイ。翌日のプレスカンファレンス(写真)にも登場しました。
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会場で面白い機材を発見! よく見るとハンドル風の丸い輪の真ん中にムービーカメラが設置されているではありませんか!? 安定して動画が撮れるのかもしれないけれど、なんだか持ちにくそう〜。
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日本でも人気の「クライスラー300」は、2011年モデルがお披露目。“いかにもアメ車”な感じから、少し欧州車っぽくなった感が……。特にLEDヘッドライトのあたりは、アウディ風に見えます。
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クライスラーブースで見かけた美女(!)とツーショット。
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会場内には航空会社のカウンターもあります。昨年まではノースウエスト航空でしたが、今年は経営統合して「デルタ航空」。そのカウンター近くには、MINIとデルタ航空のコラボモデルが! まさにクルマと飛行機のミックス。(笑) こんな遊び心があるクルマもいいですね。^0^
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残念ながら日本で販売されないこともあり、日本のメディアも戸惑いを見せる「ホンダ・シビック」のコンセプトカー。クーペは「シビック Si コンセプト」で、セダンが「シビック コンセプト」。北米では2011年春の発売。
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日本にいるとあまり分かりませんが、海外に行くとその勢いを感じずにはいられないのがヒュンダイ。人の入りもかなりのもので、注目度の高さがうかがえます。「ヒュンダイ・カーブ コンセプト」は「日産ジューク」のクロスオーバー路線を狙ったという話ですが……うかうかしてられませんよ、日本勢も!
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会場の外に飛び出すと、工事中のビルに大きな「メルセデス・ベンツSLS AMG」の垂れ幕が。その下では、デトロイトショーに出展していないサーブが展示会を開催していました。こんな画、アリ?(笑)
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ここ数年のデトロイトショー、メチャメチャ足腰が疲れて気になっていたのですが……ようやく、その謎が解けました。理由は、じゅうたんの薄さ。しかし、今年はふかふかじゅうたんを敷き詰めるメーカーが続出。なかでもレクサス(写真)やアキュラのブースの柔らかなことといったら! アメリカの景気回復が足元からわかりました!? あくまで吉田由美説ですけど。(笑)
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やっぱり、見てわくわくするクルマには注目が集まります。韓国キアの「KV7 コンセプト」は、「日産キューブ」のような四角いフォルムにガルウイングを融合させたもの。
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米国の自動車雑誌による「2011 モータートレンド・カー・オブ・ザ・イヤー」や、「2011 オートモービル・オブ・ザ・イヤー」などを受賞した「シボレー・ボルト」。デトロイトショーでは「2011 北米カー・オブ・ザ・イヤー」の受賞も告げられました。これで、北米での賞は総なめ。GM復活を北米全体がアピールしている感じです。
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もちろん、北米ならではの迫力あるフルサイズのピックアップトラックも健在。GMCブランドからは「シエラ オールテレインHD コンセプト」が登場。とはいえ、従来の「シエラ」に比べると全長がややコンパクト。とうとうピックアップトラックにもコンパクト化の波が!?
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アウディは新しくなった「A6」をワールドプレミア。写真のシルバーがハイブリッドモデルで、赤がディーゼルターボモデル。実は同じ日、日本ではアウディのコンパクトモデル「A1」が発売。世界中でますます元気を見せつけるアウディです。
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アメリカのポリスカーも展示されていました。このシリーズは「ポリス インターセプター」と呼ばれるもので、セダンタイプは「フォード・トーラス」がベース。ほかに「エクスプローラー」をベースにしたSUVタイプもありました。やっぱ、この手のクルマはマッスルじゃないとね!(笑)
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中国BYDの袋にはこのような文字が……。「BYD」ってこの略なの? それにしても似てるなぁ……「Drive Your Dreams」(トヨタ)に。もしかしてこれってパクリ??
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プレスルームには常駐のマッサージ師さんがいて、いつでもマッサージしてくれるサービスがあります。もちろん無料(笑)。 ショーの取材は結構ハードなのです。しかしこの前向きに座るタイプはあまり疲れが取れず、むしろ……要は、気持ちの問題です!?