
マクラーレンのルイス・ハミルトンがイタリアGP初優勝。今季4度目のポールポジションから3勝目をマークし、チャンピオンシップでも2位に躍進した。(Photo=McLaren)
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マクラーレンのルイス・ハミルトンがイタリアGP初優勝。今季4度目のポールポジションから3勝目をマークし、チャンピオンシップでも2位に躍進した。(Photo=McLaren)
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フロントローを独占したマクラーレンの2台。今年どのチームも成し遂げていない1-2フィニッシュも夢ではなかったが、33周目、2位を走るジェンソン・バトンのマシン(写真後ろ)がバックストレートで突如スローダウン、リタイアに。トップのハミルトン(同前)は、終盤セルジオ・ペレスのザウバーに追われるも、十分なマージンを築いたおかげで1位のままゴールした。(Photo=McLaren)
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12番グリッドから、第2戦マレーシアGPに次ぐ今年2度目の2位表彰台を獲得したザウバーのペレス(写真前)。1ストップ作戦の第1スティントでハードタイヤを、第2スティントでミディアムを履き、後半目覚ましいスパートをかけた。チームメイトの小林可夢偉は、8番グリッドからスタート。ストレートで遅いマシンを手なずけ、ペレスとは違うオーソドックスなタイヤ選択で9位入賞を果たした。(Photo=Sauber)
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予選はリアのアンチロールバーのトラブルで10位に沈んだポイントリーダーのフェルナンド・アロンソ(写真)。レースでは順調にポジションアップし2位まで躍進するも、ペレスに抜かれ結果3位。ダメージ最小化が最大の目標だったが、フタを開けてみればポイント差は24点から37点に拡大していた。チームメイトのフェリッペ・マッサは予選3位から、タイヤのデグラデーションに悩まされながら4位完走。好走を披露したが、2010年以来遠ざかっている表彰台には一歩届かず。(Photo=Ferrari)
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7番グリッドからスタートしたロータスのキミ・ライコネン(写真前)。速さが足らぬならと戦略を練り、1ストップの第1スティントを短く切り、最終的に2ストッパーのメルセデスの2台を抑え5位完走。チャンピオンシップでは3位に上昇し、トップのアロンソから38点差、2位ハミルトンとは1点差という好位置につけた。(Photo=Lotus)
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メルセデスは上位陣唯一の2ストッパー。ミハエル・シューマッハー(写真)は4番グリッドから6位、ニコ・ロズベルグは同6位から7位完走。レース序盤のミディアムタイヤでの遅さが足を引っ張ったが、後半のハードでは善戦。ロズベルグは最終周にファステストラップを記録している。(Photo=Mercedes)
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レッドブルは予選では速さが足りず、決勝では2010年韓国GP以来となる、2台無得点に終わった。セバスチャン・ベッテル(写真前)は5番グリッドから6位走行中、マシントラブルが深刻化する前に5周を残してストップ。マーク・ウェバーは11番グリッドから終盤にスピンしそのままガレージへ。ベッテルはアロンソ(写真後ろ)をコース外に追いやったことでドライブスルーペナルティーを受けたが、レース後、この決定に不満をあらわにした。なぜなら昨年のイタリアGP、同じ場所で同じようにアロンソがベッテルをコース外に押し出したが、アロンソには何もペナルティーがなかったから。しかし今年はよりルールが厳格化されており、ベッテルへのペナルティーもその結果と思われる。(Photo=Red Bull Racing)
『第13戦イタリアGP「ダメージ最小化でポイント差拡大」【F1 2012 続報】』の記事ページへ戻る