「人とくるまのテクノロジー展2013」の会場から
2013.05.24 画像・写真横浜市のパシフィコ横浜で2013年5月22日~24日に開催された、自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2013」の様子を写真で紹介する。
(文と写真=工藤考浩)

過去最多の475社の自動車関連企業が出展。パシフィコ横浜の展示ホールを986のブースが埋め尽くした。
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過去最多の475社の自動車関連企業が出展。パシフィコ横浜の展示ホールを986のブースが埋め尽くした。
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三菱ケミカルホールディングスのブースに展示されていた、CFRPコンセプトカー「moma」。シャシーは主要構造部がアルミハニカムサンドイッチ構造のカーボンモノコック 、ボディーはフルカーボンコンポジットで、乾燥重量は1030kg。
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「moma」の室内。構造・意匠性部品の80%にカーボンコンポジットを使用する。
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英国パビリオンには「デルタE4クーペ」が展示されていた。2ドア4シーターの電気自動車(EV)だ。
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こちらはEVの開発を行うベンチャー企業 SIM-Driveの「SIM-CEL」。
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「新カテゴリーの超小型車」の特別企画展示も。館外ではミニ試乗会も開催されていたが、開場後すぐに予約で埋まってしまったそう。
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ホンダの「マイクロコミュータープロトタイプ」。センターに配置されるドライバー用シートの斜め後方に、子ども2人用の後席が用意される。
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こちらは日本エレクトラトライクの「エレクトラトライク」。インドの三輪車を改造しEVに仕立てたもので、カーブの際はインホイールモーターをアクティブ制御することで、左右の回転数を調整し、転倒しにくくしているという。
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トヨタブースに展示されていた「クラウン」のポップアップフード(歩行者との衝突時、ボンネットフード後方を持ち上げて歩行者への衝撃を緩和するシステム)の技術を解説するカットモデル。バンパー内に設置されたチューブが圧迫されることで、歩行者との衝突を感知する。
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デンソーブースには走行支援システム用に開発された、新型の画像センサー、ミリ波レーダー、レーザーレーダーが国内初展示されていた。
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ホンダは2モータープラグインハイブリッドシステムi-MMD(Intelligent Multi Mode Drive)のカットモデルを展示。
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同じくホンダブースに展示されていたプラグインハイブリッドの実証実験車。
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スズキは減速エネルギー回生機構「エネチャージ」を説明するモデルを展示。
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自動車メーカーや部品メーカーのほか、材料メーカーや計測・解析機器メーカーも出展している。こちらはダミー人形を展示するジャスティのブース。
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会場には、各種ドライブシミュレーターの展示も目立った。
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こちらは運転中のドライバーの視線を計測する実演の様子。
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「クルマの楽しさ再発見」と題された展示コーナーには「日産GT-R」のベアシャシーモデルが。自動車関係の専門学校生とおぼしき若者たちがメモを片手に、熱心に見学していた。
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自動車といっても、もちろん乗用車ばかりではない。日野自動車は「日野デュトロ」用のハイブリッドシステムを展示していた。
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「モンスター田嶋」ことレーシングドライバーの田嶋伸博氏が代表取締役を務めるタジマモーターコーポレーションは「e-runnerミニスポーツ」を展示。
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エクセディのブースに展示されていた、「マツダ・アクセラ」に搭載される6段AT「SKYACTIV-DRIVE」のトルクコンバーター。
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ZFは乗用車用としては世界初の9段オートマチックトランスミッションを展示。
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ベアリング製造メーカーのNTNは「高機能センサー内蔵ハブジョイント」を展示。車両1mmの動きを検知する「広域・高分解能小型センサー」とタイヤからの検知反応時間を5分の1に短縮する「多軸荷重センサー」を内蔵したハブジョイント。「高度化する運転支援システムの機能向上に寄与する」との解説があった。
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アイシングループのブースでは、各種トランスミッションのカットモデルを展示していた。こちらは1.5~1.8リッターエンジン向けのCVT。
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豊田自動織機が参考出品するEV用パワートレインユニット。インバーターとモーターの一体設計で、とてもコンパクトに仕上がっている。軽自動車への搭載を想定して、縦型のデザインとなっている。
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日本精機は各種計器を展示。さまざまな車種のメーターを一度に見る機会はあまりなく、興味深く見学した。