吉田由美の「セレブな自動車イベント in カリフォルニア」
2013.09.02 画像・写真日本ではお盆にあたる8月中旬――私、吉田由美は、アメリカ西海岸モントレー近郊で開催される自動車イベントをハシゴ取材! ヒストリックカーから最新のコンセプトカー、サーキットイベント、はたまた常識外れの価格が続出するカーオークションなどなど、“アメリカンセレブの世界”をのぞいてきました。その一部を写真で紹介します。(文と写真=吉田由美)

私のアメリカ西海岸・夏旅のスタートです。サンフランシスコからクルマでおよそ2時間半。「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」が行われる「ペブルビーチ・ゴルフリンクス」です。インフィニティのブース(写真)で、プレスカンファレンスに参加。
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私のアメリカ西海岸・夏旅のスタートです。サンフランシスコからクルマでおよそ2時間半。「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」が行われる「ペブルビーチ・ゴルフリンクス」です。インフィニティのブース(写真)で、プレスカンファレンスに参加。
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今回の旅のメインイベントのひとつ、日産自動車常務 中村史郎さんの主催するプライベートパーティーに出席。中村さんはコンクール・デレガンスの審査員を10年務められ、こちらのパーティーを開催するのは8年目なのだとか。このパーティーのために、私は宿泊先のホテルでヘアセットしてもらいました。
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“ペブルビーチ・オートモーティブ・ウイーク”などと呼ばれるこの1週間は、モントレーを中心にクルマで30分以内のさまざまな場所で、いろいろなイベントが行われています。中でも“セレブ度”の高いイベントのひとつが、カーメルのゴルフコース「クエールロッジゴルフクラブ」で開催されるコンクール・デレガンス。ブガッティは、このあたりでは街中でも普通にたくさん見られます(笑)。
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クエールに展示されていたクルマの中で、私が最も美しいと思った一台がこちら。1948年製「タルボット・ラゴT26 Grand Sport Coupe」。太陽の光が強すぎてわかりにくいのですが、濃淡2色の青からなるツートンカラーなんです!
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クエールでのイベントは、年々人気が高まりつつあり、入場チケットも“プラチナチケット”化。今年は430ドル(?)もしたのだとか。場内はフリードリンク&フリーフードで、キャビアや生ガキ、おいしいワインなどに舌鼓。ゲストのファッションも見ものです。こちらの女性のバックに、私は注目しました!
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ヒストリックカーだけではなく、最新モデルもこの場で披露されるようです。こちらは、BMWの「コンセプトM4クーペ」。存在感あります!
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今年は「アストン・マーティン100周年」「ポルシェ911 50周年」「ランボルギーニ50周年」など記念イベントが多くて、会場も華やか。ランボルギーニのブースでは、ヘリコプターが華を添えていました。
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イベントを盛り上げるトークショーのゲストは、元F1ドライバーのミハエル・シューマッハー。ほかにFIA会長のジャン・トッドなども交えてトークショーを行っていました。1時間半ほど話し続けるというサービスっぷり。
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1966年製の「コブラ427」です。こうして写真を撮ると、ファン? フロントのプロペラが丸見え。それが何となくかわいくて、セレクトしてみました!
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モントレー3日目は、ラグナセカへ。こちらではコルベット祭り! 主役は、今年のデトロイトショーでお披露目されて以来話題の、新型「シボレー・コルベット」。日本導入はまだ少し先になりそうですが、パドックには新旧コルベットが勢ぞろい。
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ラグナセカはサーキットだけに、展示車が美を競うコンクール・デレガンスとは違って、ヒストリックカーの“走る姿”が見られます。写真のように、中にはマツダのルマン優勝マシンも!
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ちなみにこのラグナセカの正式名は「マツダ・レースウェイ・ラグナセカ(MAZDA RACEWAY LAGUNA SECA)」。周囲を砂漠に囲まれた山の上にあるため、かなり埃(ほこり)っぽいのですが、ここではバイクの最高峰レース「MotoGP」や「アメリカン・ルマン・シリーズ」が開催されるのです。セーフティーカーがマツダ車(笑)。
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さまざまな年代のレースカーが走行する中、こんなかわいらしいクルマの姿も! 途中でスピンしたクルマもありましたが、ドライバーがクルマを降りて自らエンジンをかけ直して再スタート! 場内から拍手が沸き起こりました。
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モントレーやカーメルの街中でも、連日オークションが行われています。私が宿泊していたハイアット リージェンシー(モントレー)の庭でも、どちらかといえば庶民派(?)のオークションが。テンポのよい司会なので、見ていて楽しい~。
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毎日、よく集まるな~と感心するほど多い、オークション出展車両たち。会場の外に、こんな感じで展示されています。
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そして最終日は、メインイベントの「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」へ。ゴルフコースの芝生の上に、200台以上の参加車両がズラリ。ステキです! この後ゲストはどんどん増えて、お昼にはものすごいにぎわいに。
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コンクールの参加車両は、年代別に分けられて展示&審査されています。中には、その時代をイメージしたコスプレ姿の人も! 見られる人も見る人も、楽しんでます!
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クエール同様、ペブルビーチも古いクルマだけではありません。最新のコンセプトカー21台が集められたスペースもあります。「NSXコンセプト」などの姿も見られましたが、一番注目されていたのは、こちらの「Laraki Epitome」。7リッターV8ツインターボエンジン搭載で、最高出力は1750hp!
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会場ではファッションを見るのも楽しい。毛皮など、季節を先取りしている人もいます。中でも、帽子のおしゃれがここでは基本のようです。次回は私も、もっとおしゃれして行きたいな~(笑)。
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日産の中村史郎さん(写真中央)と『グランツーリスモ』でおなじみポリフォニー・デジタルの山内一典さん(写真左)。お二人とも、「ぺブルビーチ・コンクール・デレガンス」の審査員を務められています。今回は、宿泊されているお部屋のバルコニーから、その様子を見せていただきました。まさにセレブ~~~。 残念ながら私は、この後すぐに空港に向かわなければならなくて、コンクール・デレガンスやオークションの結果は見届けられず。ちなみにオークションでは、1967年製の「フェラーリ275GTB/4 N.A.R.T. スパイダー」が約27億円で落札されたそうです。