「オートカー ジャパン フェスティバル2013」の会場から
2013.11.28 画像・写真2013年11月16日、静岡の富士スピードウェイで「AUTOCAR JAPAN FESTIVAL(オートカー ジャパン フェスティバル)2013」が開催された。
このイベントは、自動車雑誌『AUTOCAR JAPAN(オートカー ジャパン)』が主催するサーキットイベントであり、その前身である「ヒストリック・オートモービル・フェスティバル」の時代も含めると、今年で通算17回目の開催となる。
内容は盛りだくさんで、現代のスーパースポーツカーやヒストリックカーによるレース、スポーツ走行に加え、アストン・マーティンの100周年を祝うパレードラン、往年のF1マシンによるデモ走行なども実施。参加者は自慢の愛車を駆り、アクセル全開で富士の本コースを楽しんでいた。
併催された「ルノー・スポール ジャンボリー2013」とともに、その様子を写真で紹介する。
(webCG)

日本にもサーキットイベントは数あれど、「オートカー ジャパン フェスティバル」の特徴は、その中でも特にエントラントが「本気」なところ。お値段4ケタ万円のスーパーカーだろうが、希少なヒストリックカーだろうが、皆アクセル全開で富士スピードウェイの本コースをとにかく攻める。写真は新旧フェラーリによるレース「スクーデリア・トロフィー」の様子。
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日本にもサーキットイベントは数あれど、「オートカー ジャパン フェスティバル」の特徴は、その中でも特にエントラントが「本気」なところ。お値段4ケタ万円のスーパーカーだろうが、希少なヒストリックカーだろうが、皆アクセル全開で富士スピードウェイの本コースをとにかく攻める。写真は新旧フェラーリによるレース「スクーデリア・トロフィー」の様子。
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パドックエリアには、オーナー自慢の愛車がずらりと並ぶ。
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併催された「ルノー・スポールジャンボリー」の様子。新旧の「メガーヌR.S.」と、往年の「アルピーヌV6ターボ」が、ストレートを駆け抜ける。
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こちらは「メガーヌR.S.」と、同車をベースにエンジンをミドシップ搭載したサーキット専用車「メガーヌR.S.トロフィー」。
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初代WRC王者である「アルピーヌA110」。1970年代のヒストリックカーだが、現代のスポーツカーに負けず劣らずの走りを披露していた。
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パドックには新旧のルノー車がぎっしり。イタリア車やドイツ車の集うスペースと比べて、とてもカラフルな印象を受ける。
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当日はルノー・ジャポンもブースを開設。サーキットタクシー(同乗走行)の乗車権をかけたジャンケン大会など、さまざまなイベントが催された。
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一方こちらはアバルトのブース。当日はアバルトだけのワンメイクレース「トロフェオ・スコルピオーネ」も開催された。
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パドックの一角にひしめくのは、新旧のアストン・マーティン。同社の誕生100周年を祝うイベントが催されていたのだ。
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こちらはボンドカーとしても活躍した「アストン・マーティンDB5」の一団。押しも押されもしない往年の名車がこれだけそろうとは……。ちょっと感覚が狂ってしまう。
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希少な戦前のモデルの姿も。手前は「アストン・マーティン ルマン1 1/2リッター」、奥の2台は「アストン・マーティン インターナショナル1 1/2リッター」。
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サーキットでは新旧のフォーミュラカーも走る雄姿を披露。
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1990年のF1を戦った「ミナルディM190」。
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こちらは「ロータス101」。中島悟とネルソン・ピケのドライビングで、1989年のF1を戦った。
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懐かしいレイトンハウスカラーの「マーチ87B」。1987年の全日本F3000選手権に出場した。
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1999年のF1で活躍した「フェラーリF399」。ドライバーズタイトルは逃したものの、1983年以来となるコンストラクターズタイトルをフェラーリにもたらした。
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1996年のF1で活躍した「フェラーリF310」。カーナンバーが「1」なので、ミハエル・シューマッハのマシンと思われる。
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走行を終え、ピットへと戻される「フェラーリF399」。間近に見るF1マシンに、皆、興味津々。
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こちらでは、先ほどまでパドックにいた歴代のアストン・マーティンが、「100周年パレードラン」のためにピットレーンに整列。まさに壮観。
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夕日にボディーをきらめかせながら、新旧の「V8ヴァンテージ」や「ヴィラージュ」「DB9」などが、富士のコントロールラインを通過する。
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イベントも佳境に入り、サーキットではより「本気度」の高いレースが催されるようになる。こちらは新旧ポルシェによる「レンシュポルト・カップ」。
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V10エンジンを搭載した「カレラGT」の横を、レース用に大幅にモディファイされた「ポルシェ930ターボ」が抜き去っていく。ちなみに「クラスI」で優勝したのは、こちらの黒い930ターボ。「クラスII」の優勝車は、ポールポジションからスタートしたカーナンバー48番の「911 GT3 R」だった。
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1969年までに製造された車両および、それと同形式のクルマで競われる「ヒストリックカー・カップ」。今年はアバルトのワンメイクレース「トロフェオ・スコルピオーネ」との混走で行われた。
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個人的に、この日一番胸が熱くなった瞬間。「ポルシェ910」に「フォードGT40」がインから仕掛ける! なお、このGT40はヒストリックカー・カップで2位入賞を果たした。
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ヒストリックカー・カップで優勝したのはこちらの「ACコブラ289 FIA」。1台だけ別次元の速さで、他のエントラントを次々に周回遅れにしていった。
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イベントのトリを飾るのは、耐久レース形式の「ルマン45分バトルロイヤル」。
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「ルマン45分バトルロイヤル」には、年式や国内外問わず、さまざまなクルマが出場。こちらは生産台数わずか2台(!)という超希少車「ロータス62」。眼福です。
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エントラントには45分の間に2度のピットストップが義務付けられている。
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こちらでは、先ほど紹介した「ロータス62」がリアカウルをご開帳。トラブル発生か?
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レースが終わる頃には日もすっかり暮れて、ご覧のような状態に。なお、優勝したのは27枚目の写真で紹介した、カーナンバー1番の「フェラーリ458 チャレンジ」だった。