吉田由美の「ジュネーブショー2015」いいとこ撮り!
2015.03.11 画像・写真毎年3月にスイスで開催されるジュネーブ国際モーターショー。今年の内容はどうだった? カーライフエッセイストの吉田由美が、スイスならではの(?)プチ観光とあわせて、印象に残ったシーンを紹介します。(文と写真=吉田由美)

せっかくのスイス。モーターショー本番前に、“プチ観光”も楽しんでおかないと……。ジュネーブに到着した翌日は、早起きしてジュネーブ市内からクルマで約2時間のインターラーケン・オスト駅へ。ここからユングフラウ鉄道に乗って、ヨーロッパで一番標高の高い場所にある駅、ユングフラウヨッホ駅を目指します。
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せっかくのスイス。モーターショー本番前に、“プチ観光”も楽しんでおかないと……。ジュネーブに到着した翌日は、早起きしてジュネーブ市内からクルマで約2時間のインターラーケン・オスト駅へ。ここからユングフラウ鉄道に乗って、ヨーロッパで一番標高の高い場所にある駅、ユングフラウヨッホ駅を目指します。
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ユングフラウヨッホ駅までの運賃は、往復で190.20スイスフラン。日本円だと約2万3000円ですね。麓のインターラーケン・オスト駅から山頂までは2時間ほどかかり、その間、3つの電車を乗り継ぎます。標高差は、およそ3000m! 高山病予防のため、山頂付近の駅では2回ほど停車。景色を楽しみながら気圧の変化に体を慣らしていきます。
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標高3454mのユングフラウヨッホ駅に到着! 富士山の頂上が3776mということを考えると、こんなところまで電車で登れるなんて感激です。駅に直結する「ベルグハウス」には、見たことのあるポスト(写真)が……。こちら、1993年から富士山5合目の簡易郵便局と姉妹提携をしているそうで、日本には日本語で手紙を送ることができるのだとか。「私も送ろう!」と思いつつ、時間がなくて断念してしまいました。
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駅からは、さらに高速エレベーターを使って(所要時間:約25秒)、標高3571mのスフィンクス展望台に上がります。展望台には、おそらく世界一高い場所にあると思われる時計屋さんが! 日本人スタッフもいらっしゃいました。有名時計ブランドの「ユングフラウヨッホ限定モデル」などもあるので、立ち寄る機会があったらチェックしてみては?
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この日、残念ながら山頂は吹雪。屋外のバルコニーに出てみると、一瞬で凍りつきそうな寒さ。強風でスマホも飛ばされそうでした。でも、アトラクションやレストランなども用意されているので、天気が悪くても楽しめます。
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ユングフラウヨッホ駅(標高3454m)には1時間滞在。その後ダッシュでジュネーブに戻り、夜はフォルクスワーゲングループの前夜祭。大看板にズラリとならんだブランドロゴが、圧巻です。
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こちらは、ポルシェに続いて行われた、ランボルギーニのプレゼンテーション風景。750psを発生する「アヴェンタドールLP750-4 スーパーヴェローチェ」で登場したのは、同社のステファン・ヴィンケルマン社長。
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今やフォルクスワーゲングループは、12のブランドを抱える大所帯。クルマはスーパーカーからトラック、バスまで何でもござれ。イタリアのオートバイメーカー「ドゥカティ」も含まれています。
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フォルクスワーゲンの前夜祭は、「パサート」が欧州カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたこともあり、すっかりお祝いムード。同ブランドのフラッグシップモデルだけに喜びもひとしお、なのかも。
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一夜明けて、3月5日、ジュネーブショーのプレスデイ。欧州はモーターショーが開催されるだけで周辺ホテルの値段が跳ね上がるというのに、今年はスイスフラン高もあって、また一段とすごいことに……。
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先日、日本でも「マイバッハSクラス」が披露されたばかりですが、さらにその上をいくラグジュアリーなリムジン「メルセデス・マイバッハ プルマン」が登場。全長は大きなマイバッハSクラス(5460mm)に比べて、さらに約1m増し。長い長い……。
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ホール1を歩いていると、突如、三味線の音が! スバルのプレスカンファレンスに「吉田兄弟」が登場し、迫力のある三味線の音を奏でていたのです。こういうの、外国の方はお好きですよね。その音に誘われるかのように、たくさんの人が集まってきていました。
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「フェラーリ458イタリア」の後継モデル「488GTB」がワールドプレミア。フロントまわりが似ているのでマイナーチェンジのようにも見えますが、パフォーマンスはまるで別物? 自然吸気の4.5リッターからターボ付きの3.9リッターへとダウンサイジングしながらも、パワーとトルクは大幅にアップしています。
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レクサスは、初のウルトラコンパクトクラスのコンセプトカー「LF-SA」を発表。最近のコンセプトカーは、フロント部分がかなり前のめりで戦闘的なものが多いような気がするのは、私だけでしょうか?
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アストンマーティンのサプライズは、四輪駆動の電気自動車「DBXコンセプト」。あわせて出展されたレース専用車「ヴァルカン」もインパクトがありますが、電気自動車でこのデザイン……ねらいは、打倒テスラなのかも。
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「アストンマーティンDBXコンセプト」は、インテリアもおしゃれ~。そのほとんどが高級そうなスエードに包まれた車内は、スタイリッシュでカッコイイ! このまま登場したら面白いのに……。あ、高すぎて買えないか……(笑)。
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ポルシェからも「ケイマンGT4」と「911 GT3 RS」、2台のニューモデルがワールドプレミア。サーキットもイケるハイパフォーマンスモデルは、ポルシェ好きにはたまらないでしょう。911 GT3 RSは4リッターの排気量で、500psを発生。日本での価格は2530万円!
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1001psの最高出力と400km/hを超える最高速で話題になった、2005年デビューの「ブガッティ・ヴェイロン」。このほど、限定450台の販売終了が告げられ、最後の一台「ファ・フィナーレ」がジュネーブショーに展示されました。
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普通に平置き展示されていたので見落とすところでしたが(笑)、ジャガーのコンパクトスポーツセダン「XE」の姿もありました。今年の夏ごろには、日本にも導入されるとか!? どんなクルマに仕上がっているのか、いまから楽しみです。
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ジュネーブショーの会場は、他のモーターショーに比べてそれほど広いわけではありません。移動も楽で、観覧しやすい。カロッツェリアの作品が多く出展されるのもポイントです。見たこともないような、スーパーカースタイルのクルマにたくさん出会える、とても面白い内容になっています。