大矢アキオの上海モーターショー(会場編)
2015.04.27 画像・写真今回もイタリアからはるばる上海までモーターショー詣でにやってきたコラムニストの大矢アキオ。成熟した欧州ショーでは到底味わえぬエキゾチックかつエキサイティングな事象の連続に、思わずシャッターを切り続けたのだった。
(文と写真=大矢アキオ<Akio Lorenzo OYA>)

会場に直結した地下鉄駅の広告スペースは、主に地元の上海汽車によってジャックされていた。これはMGブランドのクロスオーバー「GS」のもの。制作者は、単純に映画『七年目の浮気』から着想を得たか、それともテレビCMの「Oh!モーレツ」を知っていたか?
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会場に直結した地下鉄駅の広告スペースは、主に地元の上海汽車によってジャックされていた。これはMGブランドのクロスオーバー「GS」のもの。制作者は、単純に映画『七年目の浮気』から着想を得たか、それともテレビCMの「Oh!モーレツ」を知っていたか?
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第16回上海ショーは、新会場の「国家会展中心」がその舞台となった。写真は記者証の受け取り所付近の様子。数分前まで柵は警備員によってブロックされていたが、彼らの姿がなくなると、さっそく隙間が作られて「通路」になった。この機転が上海を制す。
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会場面積は、東京ビッグサイトの約5倍に相当する40万平方メートル。記者証と一緒にもらった会場案内図は、なんとほぼA1サイズだった。
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会場は巨大な4つ(細分すれば8つ)のパビリオンが、ちょうど4枚のはなびらをもつ花のごとく十字型に配置されている。展示会場は2階で、上下階をつなぐエスカレーターやエレベーターを探すのは、至難の業という不思議な構造である。写真は、パビリオン間の通路。
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近未来の自動運転車をイメージした「シボレーFNR」は、会場でも一、二を争う人気。名付けて概念車(コンセプトカー)女子の姿も。
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三菱自動車工業と、同社が出資する東南汽車のプレスブリーフィングで。ピニンファリーナがデザインしたSUV「DX7」がステージを飾る傍らで、ラリードライバーの増岡 弘氏や、中国人俳優の任重など、三菱・東南モータースポーツ部門の陣容が紹介されている。
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懐かしい「技術の日産」というスローガンは、「人・車・生活」というフレーズを伴って、中国で生き残っていた!
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2014年のパリモーターショーでフォルクスワーゲンが導入した、遠隔オペレーターとチャットができる2輪付きタブレットが上海にも登場。中国の吉田由美さん? が映像クルーとともに取材していた。
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会場の一角には、ブースやスタンド用の家具のレンタルカウンターが堂々と存在していた。
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展示ブースのアレンジに用いる花のレンタル屋さんも会場内にある。よく見ると、若き日の大沢悠里氏に似た店主がピースしている。
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北京現代(ヒュンダイ)は、さまざまなコネクティビティーのデモンストレーションに力が入っていた。インテリジェントウオッチも、そのひとつ。
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これが北京現代(ヒュンダイ)のインテリジェントウオッチ。
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プレスデイにもかかわらず、「所持品の盗難に注意」のプラカードを掲げて歩く警備員があちこちに。一般公開日を前にした演習か、それとも……。
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オフロードの同乗試乗といえば屋外だが、新メッセでは巨大パビリオンの中にコースが用意されていた。写真は、長城汽車のプレミアムSUVブランド「ハヴァル」の試乗風景。
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会場で販売されているお弁当。価格は20元(約400円)と、もはや日本並みである。中央のスペースは一瞬「具の入れ忘れか?」とカッとなりかけたが、ほかの人のを見ると同様だったので、これで良かったようだ。
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外に放置されていた、伝統的な箒(ほうき)。完成したばかりのパビリオンとのコントラストが目にしみた。
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世界第1位の自動車生産国となり、多くの優秀なカーデザイナーを擁する中国。しかし中小メーカーには「どっかで見た系」がまだある。これはイーグルという電気自動車ブランドのものだが、2013年にスイスのリンスピード社がジュネーブに展示した「マイクロマックス」を思い出さずにはいられない。
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キャンピングカーメーカー「龍盾」のエンブレム。跳ね馬が龍に変わっている。
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「高鉄列車電視」とは何かと思えば、列車内に設置されたモニター画面に映し出される広告映像の会社だった。
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プレスデイ1日目終了後、BMWブースの一角で、あるスタッフのサプライズ誕生日祝いが行われていた。異国での仕事のあとだけに、本人の感激は、より深かったに違いない。