見どころいっぱい! 記念ミュージアム「いすゞプラザ」の展示物
2017.03.30 画像・写真2017年4月11日に、いすゞ自動車藤沢工場の隣接地にオープンする「いすゞプラザ」(関連ニュース)。同施設の展示は、実車以外も見どころにあふれている。その中から、リポーターが特に注目したモノを写真で紹介する。(文と写真=沼田 亨)
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1/21いすゞプラザの受付にて、案内スタッフ。壁面に貼られたロゴマークの「ISUZU PLAZA」の上にあるグラフィックは、建物が並ぶ街の遠景と、いすゞが作るトラックやバスなどのフォルムの双方をモチーフに抽象化。社会といすゞのつながりを象徴しているというが、意図が明快で、かつ的確に表現された秀作だと思う。
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2/21ミュージアムエリア2階の、「いすゞのくるまづくり」紹介コーナーに展示された、トラックの生産ラインの模型。これは裸のフレームに部品を組み付け始める、ラインのスタート部分。
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3/21ラインの模型のファイナル部分。キャビンが組み付けられたシャシーには、この後各種ボディーが架装される。
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4/21実はラインのスタート部分より前にある、スタッフミーティング風景。工程を説明する者、メモをとる者など、フィギュアの姿勢と表情がとてもリアルだ。
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5/21「いすゞのくるまづくり」紹介コーナーには、現物を使った各工程に関する展示もある。これは溶接工程を解説した部分。
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6/21各工程についての展示では、疑似体験もできる。これはプレス工程にある、紙をプレスして、ボディーパネルを模したカードを作る装置。このように親子で楽しみながら、学ぶことができる。
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7/21「いすゞのくるまづくり」および「いすゞの歴史」を紹介するコーナーでは、実物(実車)と模型に加えて、映像や画像も解説をサポートする。これは、タブレット大のディスプレイでトラックの構造を紹介するもの。画像を拡大するにしたがい、トラックがどんどん細かなパーツに分かれていく。そのイメージを、さまざまな角度から眺めることもできる。
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8/21いすゞプラザのミュージアムエリア1階にある巨大ジオラマ。架空の街には、可動するいすゞ製の「はたらくクルマ」をはじめ、665台以上の87分の1(HO)スケールの車両が住む。
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9/21いすゞプラザの巨大ジオラマは、15分で1日の動きを表現。しらじらと夜が明けるところから始まる。
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10/21まだ暗いうちから働く道路清掃車。稼働する車両は、路面の下にある鉄線に沿って磁力で動かされるという。
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11/21ジオラマの中で、交差点を左折していくゴミ収集車。走行は信号に従い、右左折時にはウインカーが点滅するようプログラムされている。
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12/21夕刻のアミューズメントスポット。観覧車にもフィギュアがちゃんと乗っている。
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13/21交通量の多い夕刻のハイウェイ風景は、リアリティー満点。
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14/21「火事だ!」 マンションの一室から煙が上がり、サイレンを鳴らして消防車が駆けつける。画面にはないが、次いで救急車も到着、けが人を病院に搬送する。このほかにも、ギャラリーを驚かせる仕掛けがたっぷり。
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15/21ミュージアムエリア2階の「いすゞの歴史」コーナーにある、43分の1スケールのモデルカー110台を年代順に並べた展示より。多くが製品化されていないワンオフのモデルだが、リポーターが最も気になったのが、これら1960年代生まれの車両たち。
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16/21それらのうちの一台である「BLD10マイクロバス」。こうした感じの塗り分けは、1950~60年代のマイクロバスやパネルバンのカタログによくあった。ぜひ製品化して、ミュージアムショップでスーベニアとして販売していただきたい。
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17/21「ベレット」に準じた内外装を持つ、1t積み小型ボンネットトラックである「ワスプ」。当然ワンオフである。
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18/21これまたマニアックなモデルである「エルフィン」。初代「エルフ」の兄弟車となる、最大積載量1750kgの小型ボンネットトラックだ。
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19/21これらモデルカーで紹介された歴代モデルの概要とスペックも、タブレット大のディスプレイで検索して、見ることができる。
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20/21「いすゞの歴史」コーナーには、歴代モデルのカタログ展示もある。これは戦前に発行された、「ちよだ」および「スミダ」ブランド時代の貴重なもの。
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21/211階のコミュニティーエリアに属する、PIAZZA(イタリア語で「広場」の意味)と名付けられた一角。工場見学の際のランチタイムなどの使用も想定した休憩エリアだが、ソファのデザインが冒頭1コマ目で紹介したロゴマークの意匠と同じであることに注目。