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1/9F1第20戦ブラジルGPを制したメルセデスのルイス・ハミルトン(写真右から2番目)、2位に入ったレッドブルのマックス・フェルスタッペン(同左端)、3位でレースを終えたフェラーリのキミ・ライコネン(同右端)。(Photo=Red Bull Racing)
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2/9前戦メキシコGPで5冠を達成したメルセデスのハミルトン(写真)。タイトル決定後の残りレースで、ポールも取れなければ優勝もできないというあしき記録を覆すべく、まずは予選で今季10回目のポールポジションを獲得。レースではスタートでトップを守るも、タイヤとパワーユニットのマネジメントに手を焼き、フェルスタッペンに首位を奪われてしまう。結果的に、接触によるフェルスタッペンの2位転落により、半ば“棚ぼた優勝”となったものの、クルーとともにチームのコンストラクターズチャンピオンシップ5連覇を喜んでいた。1.6リッターターボ・ハイブリッド規定が始まった2014年から続くメルセデスとハミルトンの快進撃。ハミルトンはこの5年間、99レースで50勝を記録したことになる。(Photo=Mercedes)
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3/9このレースの結果を左右した決定的瞬間。5番グリッドからトップまで上り詰めたレッドブルのフェルスタッペン(写真右)が、レーシングポイント・フォースインディアのエステバン・オコン(同左)を周回遅れにしようとしたが、オコンが前に居座ろうとして2台は接触、スピン。フェルスタッペンはマシンにダメージを負いながらも周回を重ね2位でチェッカードフラッグを受けたものの、オコンとの一件で勝利を逃したことに怒り心頭。レース後の体重測定で鉢合わせた2人は一触即発の状態となった。この接触について、ウィナーのハミルトンは「君(フェルスタッペン)とは違い、オコンは失うものはなかった」と、フェルスタッペンの脇の甘さを指摘する発言をしていた。(Photo=Red Bull Racing)
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4/9このレース、すっかり脇役となってしまったフェラーリ勢。スクーデリアでの出走150戦目を迎えたライコネン(写真)は、4番グリッドからスタートし、苦戦するセバスチャン・ベッテル、バルテリ・ボッタスらを尻目に表彰台まで駒を進め、結果3位。フェラーリ在籍最後の年に、ポディウム12回、優勝1回と、最年長ドライバーにとっての2018年はまずまずの戦績で終えられそうである。(Photo=Ferrari)
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5/9今季最多8回のリタイアとツキに見放されていたレッドブルのダニエル・リカルド(写真左前)。前戦メキシコGPでもマシントラブルで戦列を去り、最高潮に達したフラストレーションの勢いで残り2戦の欠場すら匂わせていたが、気を取り直してブラジルにやってきた。メキシコでの余波でターボチャージャーを交換せねばならず5グリッド降格で11番グリッドからスタートすることとなったものの、レース序盤にすぐさまポイント圏内に入り、終盤3位ライコネンを追い回しての結果4位。来季ルノーに移籍する彼にとって、レッドブルで戦うのもあと1戦だ。(Photo=Red Bull Racing)
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6/9今季19戦して優勝なし、2位は7回と、なかなかポディウムの頂点に立てないでいたメルセデスのバルテリ・ボッタス(写真)。タイトルを争うチームメイトのハミルトンに勝利を譲った第16戦ロシアGPは記憶に新しいところだが、そのほかにも第2戦バーレーンGP、第3戦中国GP、第4戦アゼルバイジャンGPなど、特にシーズン序盤には惜しくも敗れたレースも多かった。メルセデスのコンストラクターズチャンピオン5連覇に向けても、また来季を見据えた自身のためにも、残り2戦で奮起したいところだったが、ブラジルでは予選3番手からスタートで2位に上がるも、その後は厳しいレースを強いられることに。ペースが上げられず、タイヤを2回交換して結果5位。終盤に記録したファステストラップの数も、今年7回目となった。(Photo=Mercedes)
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7/9前戦メキシコGPでハミルトンにタイトル争いで敗れ悔しい思いをしたフェラーリのセバスチャン・ベッテル(写真)。続くブラジルGPでは、力強いパワーユニットのおかげもありフェラーリが上位に食い込んだが、予選ではハミルトンに0.093秒差をつけられ惜しくも2番手。昨年、そして2010年も2位から優勝しており、期待をもって決勝へと向かったものの、その走りは精彩を欠いていた。フォーメーションラップ中にセンサー異常が発覚、セッティングを変えての走行で思うようにペースが上がらない。スタートで3番手に落ち、以後ズルズルと後退、2ストップ作戦で6位完走と残念な結果となった。(Photo=Ferrari)
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8/9残り2戦、コンストラクターズランキング8位のザウバーを3点差で追っていたトロロッソ勢は、ピエール・ガスリーが予選10位、リカルドの降格ペナルティーで9番グリッドと入賞が望める位置からスタート。オープニングラップで8位に上がるもその後は後退を余儀なくされ13位完走。「ポイント獲得にはペースが足らなかった」とはレース後の弁。一方、チームメイトのブレンドン・ハートレー(写真)は、僅差でQ1突破ならず予選17位、オコンの降格ペナルティーで16番グリッド。スタートタイヤに一番硬いミディアムタイヤを選びロングランを成功させ、入賞まであと1歩の11位完走を果たした。(Photo=Toro Rosso)
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9/9事実上の引退まであと2戦となったマクラーレンのフェルナンド・アロンソ(写真)。モナコGPウィナーであり、今年ルマン24時間レースを制した彼は、「世界3大レース制覇」という野望をかなえるべく、2017年に続き2019年もインディアナポリス500にマクラーレンとともに参戦することを発表した。夢は大きく、しかし現状は厳しくといったところで、ブラジルGPでは過去5戦で4回目のQ1敗退、17番グリッドからレースに臨み、そこから抜け出せず17位完走。(Photo=McLaren)

bg
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