大矢アキオの「横丁流・ミッレミリア2011観戦」(後編)
2011.05.20 画像・写真2011年5月12日から14日に開催されたヒストリックカーラリー「ミッレミリア2011」。シエナ近郊のフランチェージナ街道には、古い石やレンガ造りの建物が並ぶ。ミッレミリアが本当のレースだった頃から、疾駆するクルマを静かに見守ってきた家たちだ。(文と写真=大矢アキオ)

スポンサーのひとつ、メルセデス・ベンツのサポートカーは今年、創業125周年の文字入りで走った。
-
スポンサーのひとつ、メルセデス・ベンツのサポートカーは今年、創業125周年の文字入りで走った。
-
「ミッレミリア」「フェラーリ・トリビュート」の同時開催ゆえ、こんなシーンも。1933年「アストン・マーティン ルマンスペシャル」に2010年「フェラーリ458イタリア」が続く。
-
街に貼られるルート表示。車両審査は前年12月までに申請しなければならない。ちなみに2011年の参加費は2人分のホテル3泊+食事込みで6360ユーロ(約74万円)。
-
ミッレミリアといえばコレが来なくちゃ。「アルファ・ロメオ 6C1750 グランスポルト」。イタリア、スイス、英国から計4台が参加した。
-
イタリア人グループの1948年「フィアット1100S」が行く。
-
英国人カップルの乗る1934年「MG K3」に、子供が手を振る。
-
1939年「BMW328 ミッレミリア ロードスター」。ヘルメットを目深に被って操縦しているのは、実は「Mr.ビーン」を演じるR.アトキンソンだ!
-
ベルギー人が駆る1931年「タルボAV105」。
-
「フィアット1100」。大矢アキオ的には、気合いを入れて走るスポーツモデル以上に、こうしたほのぼの系に温かい声援を送りたい。
-
1938年「フィアット508CS MM」が、フランチージェナ街道を疾走する。
-
スタビリメンティ・ファリーナによる1947年「チシタリア202S MM」。
-
ハードなプログラム3日目というのに、果敢に走るドライバーたちに脱帽。
-
1955年「メルセデス・ベンツ300SLR」に乗っているのはファン・マヌエル・ファンジオ2世とミカ・ハッキネン。
-
ファンジオとハッキネン。スターたちの乗ったスリーポインテッドスターが駆け抜けてゆく。
-
1953年「フォルクスワーゲン・ビートル」がテラコッタ屋さん前のロータリーを攻める。
-
1954年「フィアット8V」。V型8気筒でありながら「V8」としなかったのは、フォードが「V8」の商標を先に所有していたためといわれる。
-
1954年「アーノルト・ブリストル・デラックス」。デザインはフランコ・スカリオーネ。
-
アメリカから参加した1955年「フェラーリ250 エウローパGT」。ピニンファリーナの美しいツートンカラーが光る。
-
ベルギーから来た「ポルシェ356」軍団。
-
シエナの目抜き通り、バンキ・ディ・ソプラで人々の注目を集める1956年「アルファ・ロメオ1900C スーペルスプリント」。