
開幕から2戦2勝、セバスチャン・ベッテル(中央)はパーフェクトなシーズンスタートを切っている。タイヤをいたわる走りでジェンソン・バトン(左)が2位、ロケットスタートで上位に食い込んだニック・ハイドフェルド(右)が3位に入った。(Photo=Red Bull Racing)
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開幕から2戦2勝、セバスチャン・ベッテル(中央)はパーフェクトなシーズンスタートを切っている。タイヤをいたわる走りでジェンソン・バトン(左)が2位、ロケットスタートで上位に食い込んだニック・ハイドフェルド(右)が3位に入った。(Photo=Red Bull Racing)
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予選ではマクラーレンのハミルトンと接戦を繰り広げ、渾身の走りで2戦連続となるポールポジションを決めたベッテル。追い上げ著しいライバルに対し、落ち着いたレースを展開。レース途中でKERSが使えなくなっても首位をキープし勝率10割を維持し続けている。(Photo=Red Bull Racing)
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スタートでトップに立ったのはポールシッターのベッテル(先頭)。予選2位のルイス・ハミルトン(その右)が続くと思われたが、大外からルノーの2台が迫り、ハイドフェルドが2位の座を奪った。(Photo=Red Bull Racing)
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ダークホースのルノーは、スタートでハイドフェルド(写真)が2位にジャンプアップ。開幕戦3位のビタリー・ペトロフも5位にあがったが、両者ともレースペースではトップチームにかなわない。アロンソ、ハミルトンの接触による脱落に助けられ、ハイドフェルドは3位、ペトロフは終盤クラッシュしてしまい最後尾で完走扱いとなった。(Photo=Renault)
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安定しないタイヤをうまく味方につけたのがバトン(写真)。予選4位から着実に順位をあげ、タイヤのタレに苦しむチームメイトを尻目に2位表彰台を手に入れた。ハミルトンはフェルナンド・アロンソとの接触やそのペナルティにより8位フィニッシュだった。少なくとも予選ではレッドブルに勝負を挑めるレベルにあったことは、マクラーレンにとっていいニュースだった。(Photo=McLaren)
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フェラーリの苦戦は続く。アロンソ予選5位、フェリッペ・マッサ同7位と速さでレッドブル、マクラーレンにまったく歯が立たず、決勝ではアロンソが3位を狙うまで挽回するも接触により6位ゴール。マッサは地味ながら5位でレースを終えた。一発の速さが足らない、という課題認識だけが収穫だった。(Photo=Ferrari)
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小林可夢偉のザウバーは2戦連続予選Q3進出で10位からスタート。前戦オーストラリアとは違いKERSやDRSの効果が出やすいセパンで、マーク・ウェバーやミハエル・シューマッハーらと抜きつ抜かれつを演じ、観るものを楽しませてくれた。ハミルトンのペナルティで順位があがり7位フィニッシュ。開幕戦のマシン規定違反による失格で悔しい思いをしたチームとともにリベンジを果たした。(Photo=Sauber)