ピレリ創業150周年記念イベントの会場から
2022.06.10 画像・写真ピレリジャパンが、ピレリの創業150周年を記念した「Pirelli:150 years of Manufacturing, Lifestyle, Technology and Passion」を開催。歴史ある駐日イタリア大使館で行われたイベントを、併催された新製品発表会の様子とともに写真でリポートする。
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1/27イタリアを代表するグローバル企業のひとつであり、クルマ好きの間では、プレミアムカーに数多く純正装着されるタイヤブランドとして知られるピレリ。創業150周年の記念イベントは、東京都港区の駐日イタリア大使館で行われた。
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2/27会場では、ピレリと同じイタリアのスーパーカーメーカーである、ランボルギーニの「シアン ロードスター」がお出迎え。
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3/27「シアン ロードスター」は、V12エンジンを搭載したランボルギーニ初のハイブリッドスーパーカー「シアンFKP37」のオープンバージョン。販売台数わずか19台の、貴重なモデルだ。
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4/27展示車にはもちろん、ピレリのハイパフォーマンススポーツタイヤ「Pゼロ」が装着されていた。
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5/27今回のイベントは、スタッドレスタイヤの新製品「ピレリ・アイス ゼロ アシンメトリコ」の発表会と合わせて開催された。
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6/27まずは在日イタリア大使館のステファノ・ストゥッチ経済商務部長がごあいさつ。「イタリアはかつては3つの“F”、Food, Fashion, Footballで有名だったが、今はサッカーはちょっと……。それより、今のイタリアは高い技術が自慢で、ピレリはそれを代表する企業です」と、ジョークを交えて語った。
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7/27ストゥッチ氏のあいさつの後は、ピレリの歴史を紹介するムービーを上映。ピレリの歴史は古く、その始まりはジョバンニ・バティスタ・ピレリがミラノでゴム製品の製造会社「G.B. Pirelli & C.」を創立した、1872年1月28日にさかのぼるという。
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8/27日本における戦略を語る、ピレリジャパンのフィリッポ・シブラリオ代表取締役社長。日本については(ピレリを純正装着するモデルも多い)プレミアムカーの登録数が多い魅力的な市場であり、同時に国産車の比率が非常に高い市場でもあると説明。コンパクトカーやミニバン、SUVといった、国産車に装着されるような製品についても注力していくと語った。
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9/27新製品「ピレリ・アイス ゼロ アシンメトリコ」とのフォトセッションに応じる、ピレリジャパンのフィリッポ・シブラリオ社長(右)、在日イタリア大使館のステファノ・ストゥッチ経済商務部長(中央)、ピレリのディミトリオス・パパダコスAPAC CCO(左)。
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10/27新製品発表会の後は、中庭に場所を移して記念パーティーを開催。駐日イタリア大使館は、かつて伊予松山藩の中屋敷だった場所に建てられており、この中庭も歴史あるものとなっている。
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11/27中庭に展示された「ピレリ・アイス ゼロ アシンメトリコ」。計44サイズという、豊富なサイズバリエーションもこの製品の魅力だ。
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12/27ピレリのタイヤを装着したイタリアンブランドの製品も展示されていた。こちらは自転車メーカー、ピナレロのフラッグシップモデル「ドグマF」。東京オリンピックで金メダルを獲得したチーム「イネオス・グレナディアス」も使用するロードバイクで、車体には東レの最高級カーボンを使用。お値段は完成車で184万8000円から。(写真:ピレリジャパン)
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13/27「ドグマF」に装着された「Pゼロ レース」。自転車に疎いリポーターは、「自転車用のタイヤでも、スポーティーな製品は『Pゼロ』という名前なのか」と不思議に思ってしまった。なぜなら……。
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14/27……バイク用のスポーツタイヤは、「Pゼロ」ではなく「ディアブロ」の名でラインナップされているからだ。こちらは「究極のレーシングレプリカタイヤ」と称される「ピレリ・ディアブロ スーパーコルサSP」。
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15/27「ピレリ・ディアブロ スーパーコルサSP」が装着された「ドゥカティ・パニガーレV4 S」。日本でもファンの多いイタリアのバイクメーカー、ドゥカティのスーパースポーツモデルだ。
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16/27フェラーリのスペシャルモデル「モンツァSP2」。往年のレーシングカーをほうふつとさせるスタイリングと、最新のスポーツカー技術を融合させた、「イーコナ」シリーズの第1弾モデルだ。
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17/27「イーコナ」シリーズは、その第1弾として「モンツァSP1」と「モンツァSP2」の2モデルが発表された。モンツァSP1は1人乗り。今回展示されたモンツァSP2は、2人乗りのモデルだった。
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18/27玄関脇に展示されていた「ランボルギーニ・シアン ロードスター」と同じく、タイヤは「ピレリPゼロ」が装着されていた。
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19/27「フェラーリ・モンツァSP2」のリアビュー。
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20/27あいさつに立つジャンルイジ・ベネデッティ駐日大使。「イタリアは3つの“F”、Food, Fashion, Furnitureで有名でしたが、実は以前から3つの“T”も自慢でした。Technology, Technology, Technologyです」。……ストゥッチ経済商務部長のスピーチと比べると、サッカー(Football)と家具(Furniture)が入れ替わっているのが興味深い。
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21/27ジャズサックス奏者である矢野沙織氏の演奏も、パーティーに花を添えた。
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22/27パーティーの最後には、大使の厚意で駐日イタリア大使館の中庭散策ツアーも開催。写真は16世紀ごろに建てられたという巨大な灯篭(とうろう)。この中庭で最も古いものだそうだ。
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23/27こちらの石碑は「赤穂浪士十名切腹ノ地・伊太利大使館碑」。吉良邸討ち入りの後、伊予松山藩に預けられた赤穂浪士10人がこの地で切腹したことを記したものだ。それまでは特に碑などは残されていなかったが、1939年に当時の駐日イタリア大使によって建立された。
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24/27中庭の奥から見た、駐日イタリア大使館の建屋。
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25/271920年に、アルトゥーロ・フェラリンらが果たしたローマ-東京間飛行の偉業をたたえる碑石。
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26/27こちらには、松方公爵邸だったころには洋風の茶室があったという。伊予松山藩の中屋敷は、明治時代には総理大臣にもなった政治家、松方正義の住居となり、1932年に駐日イタリア大使館となった。
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27/27会場内に展示された、ピレリの150年にわたる歴史を紹介するパネル。長い歴史を感じさせる駐日イタリア大使館は、今回のイベントが催される会場としてふさわしい場所に感じられた。(写真:ピレリジャパン)