「ルノースポール・ジャンボリー2010」
2010.10.26 画像・写真2010年10月23日、富士スピードウェイで開かれた「ルノースポール・ジャンボリー2010」。好天に恵まれた会場には、サーキットイベントながらどこかほのぼのとした雰囲気が漂っていた。ムードメーカーとなっていたのは、スペシャルゲストとして来日した伝説のルノー使いであるジャン・ラニョッティ。65歳となった今なおドライビング、そしてファンとの交流に全開で情熱を傾ける彼の姿を中心に、イベントの様子を紹介する。
(文と写真=沼田 亨)

パドックを占領したルノー軍団、の一部。
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パドックを占領したルノー軍団、の一部。
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ラニョッティの駆る「メガーヌR26R」のサーキット・タクシーが、幸運なファンを乗せてピットアウトする瞬間。
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サプライズとして用意された新型「メガーヌ・ルノースポール」を、容赦なく振り回すラニョッティ。
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新型「メガーヌ・ルノースポール」でのアトラクション走行を終え、ファンの声援に応えるラニョッティ。ちなみに降りようとしているのではなく、“両手放し運転”しながらである。
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タイムトライアル「ルノースポールトロフィー」。4台の「アルピーヌA110」がコースインしていく。
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計49台が参加した「ルノースポールトロフィー」で、もっとも多かったのは先代「ルーテシア(クリオ)」の兄弟たち。
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このイベントの前日に「ルーテシア・ゴルディーニR.S.」の日本導入が発表されたが、パドックに止まっていたこれは本国版の「クリオ・ゴルディーニR.S.」か? さわやかな白とライトブルーのコンビネーションがキマっていた。車高も低くてカッチョイイ〜。
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パドックで見かけた非常にレアな1台。1976年にルノー初のエンジン横置きのFF車としてデビューした「14」である。リポーターも実車を見たのは初めてだが、FFになる前の3代目ファミリアに似てると思った。そんなこと言われてもわからない?
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「大ジャンケン大会」の賞品には、「ルノー5アルピーヌ・ターボ」のインプレッション(表紙写真も)が掲載された『CAR GRAPHIC』1982年2月号もあった。もちろん表紙には開発ドライバーを務めたラニョッティのサイン入り。
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「スペシャルショップ」に並んでいた「ゴルディーニ」のオフィシャルグッズ。とってもきれいなブルーに、オーナーでもないのに心をひかれた。
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ラニョッティの行くところすべて、たちまちサイン会の会場と化してしまった。
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坊やを抱いたラニョッティをお父さんがデジカメでパチリ。この日、こうした光景を何度見たことか。両脇は「ルーテシア・ルノースポール」でスタントドライブを見せてくれたジュリアン・ピゲ(左)とフレデリック・ジョエ(右)。
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「おじちゃん、ケータイにサインちょうだい」「あいよっ!」。後ろではピゲとジョエが記念撮影に応じている。
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「私は背中にお願いします!」
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「ウィンドウに書いてください!」
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「僕はダッシュに!」
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「トークショー」風景。出席者は右から『Tipo』誌の前編集長の嶋田氏、同編集長の佐藤氏、ラニョッティ、通訳を務めたルノージャポンのフレデリック・ブレン氏。
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「ルノースポールトロフィー」の成績上位者の授賞式にて。プレゼンターを務めたラニョッティに肩を組まれた受賞者のうれしそうなこと!
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「ルノースポールトロフィー」に「メガーヌR26R」で参加したラニョッティは、同型車3台のなかでトップタイム(2分8秒063)を叩き出し、プレゼンターでありながら受賞した。トロフィーを受け取った後、感激のあまり(?)ステージから「おっとっと」と落っこちそうなポーズをとり、笑いを誘った。
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現役引退した今も神業的なドライビングを見せる「リビング・レジェンド」(生ける伝説)ながら、なんとも気さくでお茶目なおじさんであるジャン・ラニョッティ。現在の肩書きはルノーの「名誉広報部長」。