
ルイス・ハミルトンが予選2位からスパ初優勝。第7戦トルコ、第8戦カナダに次ぐ今季3勝目をあげ、チャンピオンシップでもマーク・ウェバーから首位の座を奪うことに成功した。(写真=McLaren)
-
ルイス・ハミルトンが予選2位からスパ初優勝。第7戦トルコ、第8戦カナダに次ぐ今季3勝目をあげ、チャンピオンシップでもマーク・ウェバーから首位の座を奪うことに成功した。(写真=McLaren)
-
スパで行われた過去16回のレースでポールポジションから優勝したのは3回だけ。今回のポールシッター、ウェバー(写真前)もスタートで失敗し、そのアドバンテージを生かすことができなかったが、結果的に2位でフィニッシュしハミルトンに3点差しかつけられずに済んだ。チームメイトのセバスチャン・ベッテルは、若さが裏目に出てジェンソン・バトンに追突、ドライブスルーペナルティの後にパンクに見舞われ、波瀾(はらん)万丈のレースを15位で終えた。(写真=Red Bull Racing)
-
Fダクトの恩恵を受け、ルノーのロバート・クビサ(写真前)は予選で3位を獲得。決勝では一時2位を走行したが、最後のピットインの際、ステアリング上のボタンでマシンセッティングを調整しているうちに止まる位置を過ぎてしまい、ウェバーに先を越されてしまった。だが天候不順で難しいレースを3位で終えたのは立派。(写真=Renault)
-
フェラーリはフェリッペ・マッサ(写真前)が地味なレースで4位入賞。フェルナンド・アロンソは、オープニングラップで追突され、マシン修復後に周回を重ねたが濡れた路面でスピンをきっしリタイア。タイトル争いで大きな差をつけられてしまった。(写真=Ferrari)
-
メルセデス勢はペナルティによりグリッド後方からのスタートを余儀なくされた。ニコ・ロズベルグ(写真前)は予選前にギアボックスを交換したためグリッド降格、ミハエル・シューマッハーは前戦の危険なドライビング(壁への幅寄せ)で10グリッドダウン。両者はピットストップを遅らせ、1ストップで済ませることによりポイント圏内に食い込み、ロズベルグ6位、シューマッハー7位に終わった。(写真=Mercedes)
-
ザウバーの小林可夢偉(写真前)は17番グリッドからいつものしぶといレース運びで8位でゴール。2戦連続、今年5回目の入賞を果たした。チームメイトのペドロ・デ・ラ・ロサは22番グリッドから12位でチェッカードフラッグを受けたが、ハイメ・アルグエルスアリのペナルティにより1つ順位が繰り上がり11位完走。(写真=Sauber)
-
ウィリアムズの大ベテラン、ルーベンス・バリケロが前人未到の300戦目に到達。1993年にジョーダンでデビューし、スチュワート、フェラーリ、ホンダ、ブラウン、ウィリアムズと渡り歩いて現在38歳。この間、通算11勝、14ポールポジション、チャンピオンシップ最高位2位(2002年、2004年)という戦績を記録した。記念すべきレースは、しかし予選7位からオープニングラップで追突、リタイアという残念な結果に。(写真=Williams)
『第13戦ベルギーGP「明と暗の分水嶺」【F1 2010 続報】』の記事ページへ戻る