
韓国GPの表彰台。セバスチャン・ベッテル(左から3番目)はシンガポール、日本に続く3連勝を飾った。2位にはマーク・ウェバー(同2番目)が入り、レッドブルは今季初の1−2フィニッシュを達成。ポディウムに上がったレッドブルのチーフ・テクニカル・オフィサー、エイドリアン・ニューウェイ(一番左)の顔もほころぶ。3位はフェラーリのフェルナンド・アロンソ(一番右)。(Photo=Red Bull Racing)
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韓国GPの表彰台。セバスチャン・ベッテル(左から3番目)はシンガポール、日本に続く3連勝を飾った。2位にはマーク・ウェバー(同2番目)が入り、レッドブルは今季初の1−2フィニッシュを達成。ポディウムに上がったレッドブルのチーフ・テクニカル・オフィサー、エイドリアン・ニューウェイ(一番左)の顔もほころぶ。3位はフェラーリのフェルナンド・アロンソ(一番右)。(Photo=Red Bull Racing)
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スタートシーン。ポールシッターのウェバー(先頭右側)はホイールスピンが多く出遅れ、代わりに予選2位のベッテル(その左)がトップを奪った。ベッテルの後ろには、4位から3位に上がったアロンソ。(Photo=Red Bull Racing)
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韓国を得意とするベッテルは週末を通じて好調さをキープ。予選で失敗しポールこそ逃したが、レースではスタートで首位に立つと2位ウェバーを従えて好走。今季4度目の勝利を記録し、ついにポイントリーダーのアロンソを抜きランキングでも1位にのぼりつめた。(Photo=Red Bull Racing)
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5月のモナコGPで、ミハエル・シューマッハーのペナルティー降格による予選1位獲得があったが、自身の手によるポールポジションは今季初めて。しかしウェバーはその好位置を生かせず、スタートでベッテルに先行されると、タイヤをいたわりながらの追走に終始した。一時は3位アロンソに1秒台まで迫られたが2位の座を守り切り、優勝した第9戦イギリスGP以来となる表彰台にのぼった。(Photo=Red Bull Racing)
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ベスト・オブ・ザ・レスト ─ レッドブル2台に次いで3位に入ったフェラーリのアロンソ(写真前)は、第8戦ヨーロッパGP終了以来守り続けてきたランキング1位の座をベッテルに明け渡した。それでもレース後は、「今日のわれわれのパフォーマンスには満足すべきだ」とクールなコメント。確かにコース上でもコンストラクターズランキングでもマクラーレンを凌駕(りょうが)し、ここ数戦で一番の力走をみせたスクーデリアだが、残り4戦、跳ね馬より格段に速い猛牛を倒すのは困難を極めそうだ。フェラーリのもう1台、フェリッペ・マッサは日本GPに次ぐ好走で4位、チームはこのブラジル人の来季残留をほぼ決めたようだ。(Photo=Ferrari)
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予選は地獄、レースは天国 ─ トロロッソは下位グリッドからダブル入賞にまで順位を挽回した。ジャン=エリック・ベルニュ(写真前)は16番グリッドから8位、ダニエル・リチャルド(同後ろ)はギアボックス交換で5グリッドダウンの21番グリッドから9位入賞を果たした。今季はなかなかポイントが稼げていないトロロッソは21点で現在コンストラクターズランキング9位。8位のウィリアムズは37点前方、新興3チームのトップである10位マルシャは無得点。(Photo=Toro Rosso)
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予選3位から10位完走1得点。マクラーレンのルイス・ハミルトンは韓国で苦しい戦いを強いられた。その理由はリアのアンチロールバーの不調にあったようで、ほとんどが2ストップを選択した今回、3度タイヤ交換をしなければならなかった。レース終盤には、コース脇のはがれた人工芝をマシンに付けての危うい走行を披露。ランキングトップから62点も差をつけられたハミルトンは、タイトル争いからの脱落を認めざるを得なかった。(Photo=McLaren)
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日本GPでの3位初表彰台で世界的に注目度が増したザウバーの小林可夢偉。韓国GP前、「来季のシートのためにスポンサーを探さないといけない」とコメントしこれまた話題をさらった。予選ではQ2どまりの13位。決勝ではオープニングラップでニコ・ロズベルグ、ジェンソン・バトンらとサイド・バイ・サイド状態になり、行き場を失ったザウバーは両車と接触してしまった。ロズベルグ、バトンともリタイア、小林にはドライブスルーペナルティーが科され、接触で負ったダメージにより17周でリタイアした。(Photo=Sauber)
『第16戦韓国GP「猛牛を駆るベッテルの猛追」【F1 2012 続報】』の記事ページへ戻る