
フェラーリのキミ・ライコネン(左から2番目)が接戦を制し、今季初、2008年第4戦スペインGP以来となる勝利を手にした。元チャンピオンを最後まで苦しめ2位でゴールしたのはフォースインディア・メルセデスのジャンカルロ・フィジケラ(左)。前戦からのアップデートが奏功したか、高速コースのスパで「VJM02」は覚醒し、チーム初のポールポジションから見事2位でフィニッシュ、初得点を挙げた。3位に入ったのはレッドブル・ルノーのセバスチャン・ベッテル(右から2番目)。(写真=Ferrari)
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フェラーリのキミ・ライコネン(左から2番目)が接戦を制し、今季初、2008年第4戦スペインGP以来となる勝利を手にした。元チャンピオンを最後まで苦しめ2位でゴールしたのはフォースインディア・メルセデスのジャンカルロ・フィジケラ(左)。前戦からのアップデートが奏功したか、高速コースのスパで「VJM02」は覚醒し、チーム初のポールポジションから見事2位でフィニッシュ、初得点を挙げた。3位に入ったのはレッドブル・ルノーのセバスチャン・ベッテル(右から2番目)。(写真=Ferrari)
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中盤に入り徐々に調子を戻しているフェラーリ。しかしスパでのキミ・ライコネン(写真)の勝因はひとえにKERSにあった。セーフティカー後の再スタート、フォースインディアに逃げられる前にKERSボタンで追い抜き、以後ゴールまでフラットアウトのレースを展開した。これでライコネンはスパ4勝目となる。なおフェリッペ・マッサの代役ルカ・バドエルは、2戦連続で予選最下位、決勝でも最下位。次のイタリアGP、再びシートについているかは疑問である。(写真=Ferrari)
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エアロマシンのレッドブルがスパで好走、かと思いきや、金曜日から上位に顔を出すことはなく、懸案のエンジントラブルでマーク・ウェバーはユニット交換を実施。予選ではセバスチャン・ベッテル(写真)がミスで8位、ウェバー9位と真ん中あたりのグリッド。レースでは2台で明暗が分かれ、ベッテルは追い上げて3位表彰台を獲得、ポイントを19点差にまで詰めた。ウェバーはピットアウト時のニアミスの責任を問われてドライブスルーペナルティを受け、9位無得点。(写真=Red Bull Racing)
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前戦でみられたブラウン復活劇は長続きせず。予選で4位のルーベンス・バリケロ(写真)は、またもスタートでアンチストールが作動しせっかくのセカンドローを生かせずじまい。戦略を変更しなんとかポイント圏内の7位でフィニッシュできたが、ゴール目前でオイルをコースにぶちまけて走行、ゴール後には出火し消火器の標的となった。最悪なのはジェンソン・バトンのほうで、タイヤをうまく使えず予選14位。スタートではその代償を払い、混戦の中段グループのなかで後続車に追突されリタイア。今年初のノーポイントでレースを終えた。(写真=Brawn GP)
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F1撤退発表後に調子を上げてきているBMW。予選ではニック・ハイドフェルド3位、ロバート・クビサ5位と上位をキープしたが、決勝では、ハイドフェルドのハードタイヤがあたたまり難く順位を落とし、結果5位でゴール。クビサは3位を好走したが、ベッテルのレッドブルを抑えきれず4位でチェッカードフラッグを受けた。チーム売却先は未定だが、コースでの活躍はその価値を高めることに役立つだろう。(写真=BMW)
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またも初勝利をふいにしてしまったトヨタ。週末にかけては好調で、予選ではヤルノ・トゥルーリが2番グリッドを獲得。だがスタート直後の1コーナーでBMWに追突し後退。壊したノーズを交換するためピットに入り、しばらく周回を重ねたが、ブレーキトラブルでリタイアをきっした。ティモ・グロック(写真)は一時4位を走行したが、給油リグのトラブルでピット作業に手間取り、10位完走。(写真=Toyota)
『第12戦ベルギーGP「ライコネン対フィジケラ、真剣勝負」【F1 09 続報】』の記事ページへ戻る