これもルマン! 吉田由美のコースサイドリポート
2009.06.29 画像・写真今年もアウディとプジョーの熱いバトルが繰り広げられた、ルマン24時間耐久レース。そんなコースの外に目を向ければ、他にも興味深いモノやコトが見られたり……現地で観戦してきたカーライフエッセイスト、吉田由美のリポート。(文と写真=吉田由美)

サルトサーキットの正面ゲート。意外に小さっ!(笑) クルマはこちらから、人はその隣から入場するのですが、どちらも“世界三大レース”会場のエントランスとは思えないほどひかえめ。
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サルトサーキットの正面ゲート。意外に小さっ!(笑) クルマはこちらから、人はその隣から入場するのですが、どちらも“世界三大レース”会場のエントランスとは思えないほどひかえめ。
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正面ゲートからピットへと向かうメインストリートに「エルメス」のショップがあります。数年前までは“ほったて小屋”だったそうですが、今はごくフツーの店構え。今年も「ルマン24時間限定ネクタイ」(写真下段の左から6列目まで)が販売されていて……真ん中の薄いブルーにオレンジのクルマが一番人気。
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こちらがサルトサーキットのプレスルーム。私の仕事場です。こんな感じで細長い部屋が続いてます。毎年来る人は窓側から真ん中ぐらいの席、ルマン初体験の私は壁側。
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サルトサーキットのメインゲート左側には自動車博物館があります。ルマン24時間耐久レースを主催するACOの記者会見などもここで行われました。
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ルマン24 時間の舞台はサルトサーキット+市街地13.629kmの超ロングコース。地図に収まりきらないほどの広さ。正面ゲートを入ってすぐにトンネルをくぐると「ビレッジ」があり、お土産屋さんが立ち並んでいます。日本でいえば、原宿の竹下通りっていう感じ!?
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ルマンといえば移動遊園地が名物。なんでも開催日直前にいきなり出現するらしいのですが……ウワサは本当でした。このときは営業時間前だったけれど、あとでまたチャレンジしてみま〜す!
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『NAVI』編集部の“ルマン通”早田記者によれば、自動車の絵が描かれたTバックはルマンの名物らしい。っていうことは、お土産や記念に購入する人が多いわけ!? さて、いったいどんな時に履くのやら。まさか“勝負のとき”に?(笑)……微妙〜。
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ルマン24時間ではなく、その前のスプリントレース「フォーミュラ・ルマン」に参戦する井原慶子嬢のピットを訪問。って、日本を出発する前の晩、食事会というかプチ壮行会があり、会っているんですけどね。結果は残念ながらブービー。
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どうしても予選のときに観覧車に乗りたかった私は、ひとり観覧車にチャレンジ。すると、カップル+お父さんというファミリーと相席になってしまい、気まずい雰囲気。しかも一人撮影、ハズカシー(笑)。観覧車は日本ではありえないぐらいスピードが速く、しかも7〜8周くらいの連続運転。
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ルマン24時間レースは木曜日が予選で、決勝前の金曜日はお休み。ルマンの市内では、各チームのドライバーがスーパーカー&ヒストリックカーに乗って、パレードをします。そんなクルマを見るだけでも楽しいですよ〜。乗るクルマによってドライバーのモチベーションまで変わりそう(笑)。
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こちら、ルマンのスターティンググリッドに並ぶ、優勝候補の新型マシン「アウディR15」。午後3時からのレースなのに、1時すぎにはコースに並び始めます。レース以外もすべてが“ルマン時間”って感じ。
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NAVIチームゴウの姿も。こちらは、予選クラス2位からスタート。
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「プジョー308CC」に乗って颯爽と登場したのは、ミス・フランス。おきれいでした〜。
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今年のルマンで話題となった、フェラーリのモンテゼーモロ会長。このあと彼はなんと、私に微笑みかけ、片手を差し出し……そう! 握手してくれたのです! (って、頼んでないけど 笑) さすが、イタリアの伊達男!! ステキすぎます!
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アウディアリーナのバルコニーは、コースサイド。目の前でナマの迫力が感じられます。
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仮眠をとるのと荷物をまとめるのに、向かった先は、アウディホテル。アウディがVIPのためにサーキット内に作った施設で、同社の社長もここに宿泊するとか。
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部屋はこんな感じ。ベッドと机しかない、意外にシンプルな部屋。荷物を置くとドアが開きません! バス、トイレは共同ですが、常に掃除の方がいて綺麗にしてくれるので、セキュリティの面でも清潔さの面でも問題なし。そのあたりは、さすがアウディクオリティ!
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お食事は美味しかったです。……といいつつも、まともに食事を摂れたのは数えるほど。でも3カ所あるレストランはそれぞれ料理の種類が違い、しかも毎日違う場所に行ける楽しみも。ちなみにこちらは「レーシング・ガーデン」。バーベキューを中心とした有名レストランのお料理でした〜。
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無事、24時間が経過。長いようであっという間の24時間耐久レースでした。フィニッシュとともに一斉にお客さんがコースになだれ込む! 25万人の祝福です!
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一番驚いたのは、順位に関係なく、みんないい顔してるってこと。全員が優勝したみたいな盛り上がり。24時間一緒に戦うと、同士みたいな連帯感があるんですね〜きっと。ちょっと羨ましい。