ジュネーブショー2009 展示車両(その1)
2009.03.10 画像・写真3月3日に開幕した、2009年のジュネーブショー。会場を彩る注目のニューモデルやコンセプトカーを写真で紹介する。(文と写真=桃田健史(IPN))
ジュネーブ国際空港に隣接するコンベンション会場。ホールは1から7まである。毎年、メイン会場の入り口の前は、広いトヨタのブースになっている。プレスデーの2日間は昨年よりも暖かく、日中の気温は10度前後だった。
-
ジュネーブ国際空港に隣接するコンベンション会場。ホールは1から7まである。毎年、メイン会場の入り口の前は、広いトヨタのブースになっている。プレスデーの2日間は昨年よりも暖かく、日中の気温は10度前後だった。
-
日産のコンセプトモデル「Essence」(エッセンス)。「マセラティ・グラントゥーリズモ」を思わせる、上級さと迫力を備えた風貌だ。リアには、ルイ・ヴィトンがデザインした3段重ねのトランクケース(!)が備わる。
-
パラレルハイブリッドシステムを採用し、3.7リッターV6ツインターボエンジンに電気モーターを組み合わせる。総出力は592psに達する。
-
日産自動車の中村史郎氏(写真右)と握手する、ルイ・ヴィトンのデザイナーたち。
-
「ムラーノ」「デュアリス」(欧州では「キャシュカイ」)に次ぐ、クロスオーバー型SUV「QAZANA」(カザーナ)。基本的には“ティーダSUV”だと思って間違いなし。2010年に日本を含めた世界各国で量産が決定している。量産車ではコンセプトモデルのような観音開きドアでなく、通常の5ドアハッチとなる。
-
2007年東京モーターショーで登場した「NV200」の量産化が決定した。欧州をはじめ、中国、北米、そして日本でも発売される。Bプラットフォームを採用し、エンジンはティーダと同じ1.6リッター直4。バン、コンビ、ファミリー(7人乗り)の3タイプがある。トヨタハイエース(200系)に次いで、商用バンのドレスアップブームが、NV200でも起こるか!?
-
今回トヨタは、世界的な経済不況に配慮してか、記者会見を開かなかった。新型「プリウス」は今回が欧州での初お目見え。2009年1月デトロイトショーで未公開だったCO2排出量は、89g/kmと公表された。
-
欧州では、日米に比べて、ハイブリッド車の認知度が低い。そのためにも、ホンダは早急にハイブリッドスポーツ「CR-Z」(写真はコンセプトモデル)の投入が必要だろう。2010年には量産される見込み。
-
新型「マツダ3 MPS」。日本名は「マツダ・スピードアクセラ」。先代モデルより顔がエグい! エンジンは2.3リッター直噴ターボを継承。燃費に配慮しつつ260psを発生する。3〜6速をハイギアード化して、高速域を重視した。
-
三菱自動車の益子修社長がジュネーブショー入り。三菱のEV戦略を熱く語った。この「i MiEVスポーツエア」は、モーターの強化などを図った、i MiEVの新しい挑戦のカタチ。
-
「iMiEVスポーツエア」のサイドビュー。どっちが前か後ろか分からない!?
-
写真手前が、欧州版「スズキ・アルト」。2008年末からインドで生産されているAセグメント車「A Star」の欧州バージョンだ。
-
パッと見た目は「ゴルフか?」と思えるほど、大きく立派になった「VWポロ」。ショーの一般公開日には、50代以上と思しき男女の注目を集めていた。
-
Progressive Activity Sedanなる新ジャンルに、BMWが参入。「グラントゥーリスモ」という。
-
正直言って「セダンよりクーペの方がカッコいい!」と思う、メルセデス・ベンツの新型「Eクラス」(W212)。特に、リアフェンダーのキャラクターラインと、トランク上部の尖がった形状が、クーペボディにベストマッチ。Eクラスクーペ、久々の復活に拍手!
-
新型「Eクラスセダン」のホワイトボディ。綺麗な溶接に惚れ惚れ! 覆面したテストカーも展示されていた。
-
直5ターボエンジン搭載で340ps。最強のTTこと、「TT-RS」の誕生だ。アウディはこの他、「A4オールロードクワトロ」、「A5カブリオレ」など、続々とニューモデルをリリースした。 欧州でも最近、アウディの人気はすこぶる高いとか。メルセデス、BMWの売り上げが伸び悩むなか、アウディのひとり勝ちは当分続くのだろうか?
-
70年代から80年代にかけて、世界で最も高価な市販車として知られていた「アストン・マーティン・ラゴンダ」。その復刻版が、なんとSUVに進化して登場!? アストン・マーティン関係者によると「ロシアや中東の市場を狙っている」とのこと。前後シートには、毛皮を着せたゴージャスな仕様となっていた。
-
ロールス・ロイスのフラッグシップとして、2010年に生産されることが決定した「ロールス・ロイス200EX」。全長×全幅×全高=5399×1948×1550mm、ホイールベール=3295mm、パワーユニットは「NEW V12」と発表された。
-
あの英国ロータスが、新型エンジンを世界初公開した。その名は「OMNIVORE」。燃焼室内の容積を変化させ、ガソリンでもエタノールでも、最適の状態で燃焼させることが可能だという。ロータス・エンジニアリング社のジェームス・ターナー氏は「ロータス車に搭載して量産化するより、このアイディアそのものを大手メーカーに売りたい」と語った。当のロータス車は、引き続きトヨタからのエンジン供給を続けるようだ。