箱スカからF1マシーンまでを収録、DVD付き『CG』5月号発売
2007.03.30 自動車ニュース【Movie】箱スカからF1マシーンまでを収録、DVD付き『CG』5月号発売
自動車専門誌『CG』(カーグラフィック)は、今年創刊45周年。これを記念し、2007年4月号から6月号までは、3ヵ月連続「スペシャルDVD付き」特別号となる。
第2弾目となる『CG』5月号は、お近くの書店か、オンラインブックストア「二玄社書店」(http://www.nigensha.co.jp/auto/)で発売中。特別定価1200円。
■箱スカからF1、WRC、ルマン優勝車まで、23台が1枚に
大反響を呼んだ第1弾「ロードゴーイング・スポーツ」に次ぐスペシャルDVDは、「レーシング・スポーツ」特集。希少なマシーン23台のド派手な走行シーン、官能的なエグゾーストノートを楽しめる1枚だ。
世に同様の映像番組は数あれど、これだけ多種多様なレーシングカーを集めたものはないだろう。
“箱スカ”の「スカイライン2000GT-R Racing」が富士スピードウェイを駆け抜ければ、GTシリーズでタイトルを獲得した「LARKマクラーレンF1 GTR」、ロータリーエンジンでルマンを制覇した「マツダ787B」、「ストラトス」をはじめとするランチアのラリーマシン、“555”のロゴが懐かしい「スバル・インプレッサGr.A」、パイクスピークの鬼「スズキ・エスクード」、第1期ホンダF1の名車「RA272」、フェラーリの「412T2」「642」GPマシーンなどなどが続々と登場。
『CG』独自取材で撮られた貴重なシーンで綴られる映像絵巻が、雑誌の附録としてついてくるのだから、このチャンスを見逃すわけにはいかないだろう。
『CG』5月号は、お近くの書店か、オンラインブックストア「二玄社書店」(http://www.nigensha.co.jp/auto/)で発売中。特別定価1200円。
■次号予告:圧巻のCGデータ集、F1マシーン計測風景、そして壁紙も
最後を飾る6月号の第3弾DVDは、「テストデータ」。過去45年にわたり『CG』が実施してきた「ロードテスト」「ロードインプレッション」での動力性能データ約1800台分を一挙公開する。
さらに、CGテストグループによる計測の風景を映像として収録。F1マシーンを含む各車がどのようにテストされているのか、ほかではなかなか見ることのできないムービーだ。
45年前の創刊号の表紙を飾った「メルセデス300SL」をはじめとする名車の壁紙45枚も用意。マニア垂涎の豪華DVDであることは、間違いないだろう。
『CG』6月号は4月28日発売予定。
→お買い求めは「二玄社書店」で
→第1弾「ロードゴーイング・スポーツ」付き『CG』4月号も発売中
【ダイジェスト版サンプルムービー】
百聞は一見に如かず。尺を30分の1にまとめたダイジェスト版サンプルムービー。スピーカーのボリュームに気をつけて!
■CAR GRAPHIC 45th Anniversary Special DVD
♯2『レーシング・スポーツ』
新しい富士スピードウェイのストレートを全開で駆け上がるのは、日本が誇る(1)ニッサン・スカイライン2000GT-R Racingである。R380由来のS20エンジンが発する素晴らしい排気音を残し、コーナー奥へ消えてゆく“KPGC10”。この日のタイムはなんと2分1秒台だった。
続いてウォームアップをするのは(2)LARKマクラーレンF1 GTR。シーズンを終えたばかりのチャンピオンカーである。雪が止んで幾ばくも経たないTIサーキットを服部尚貴選手とともに走行した。
ルマンを制した唯一のロータリー・マシーン(3)マツダ787Bはマツダの三次テストコースで体験した。R26B型4ローターの発する独特の甲高い音と、ポール・フレール先生の貴重な車内映像に注目してほしい。
ここからはしばらくラリーカーをご覧いただこう。まず(4)セリカWRCを超絶的なマシーン・コントロールで操るのはディディエ・オーリオルとユハ・カンクネン。カンクネンが右足ブレーキ派であることが確認できる。場所は丸和オートランド那須である。
(5)ランチア・ラリー037の華麗な走りを見たことがあっても、グループBの象徴(6)デルタS4の荒れ狂うパワーのことを知っていても、彼らの息遣いをこんな近くで聞いたことはあるだろうか?
加えて(7)デルタHFインテグラーレ(8)は最初期のツーペダル・モデルをアバルトで取材した貴重な映像、(9)ストラトス、(10)フルヴィア・クーペというラリー・ランチアの光り輝く歴史が、富士ショートコースに一堂に会した様は、まさに一生に一度の取材と言えよう。
(11)スバル・インプレッサGr.Aを駆り、英MIRA(マイラ)テストコースで美しい4輪ドリフトを披露しているのは若き日のコーリン・マクレーだ。マクレーの走りをコドライバーの位置で体験できるだけでも素晴らしいが、我々に現役WRCマシーンを運転するチャンスが与えられるとは。
それは小粒ながらイイ音を響かせ走り去る(12)スズキ・イグニスJWRCもそう。粟津原 豊選手の自由自在なタクシードライブに続いて、実際にチャンピオンカーを運転することまで許された。
ワンメイクレースの世界も紹介しよう。(13)フェラーリF355チャレンジと、(14)ポルシェ・カレラ・カップ(これはスポーツランド菅生で行なわれた実際のレースシーン)はどちらもアマチュア・エンスージアストにとっては夢の舞台である。
ラリークロスという競技をご存じだろうか。グラベルとターマックが入り交じったコースを、複数台が同時に走るというスリリングなレースで、ヨーロッパでは人気のあるカテゴリーだ。
(15)シトロエン・エグザンティア4×4ターボはこのラリークロスのチャンピオンで、1000kg強のボディに600psオーバー(排気量は2リッター)という怪物。
“Race to the Clouds”といわれるパイクスピーク・ヒルクライムに挑戦し続け、見事総合優勝を飾った(16)スズキ・エスクードも、仕様によっては馬力荷重1kg/ps以下という掛け値なしのモンスターだ。田嶋伸博選手の車内映像からも常軌を逸した爆発的加速が伝わってくる。
1906年に伊シチリア島で始まった伝統と伝説に溢れたレース“タルガ・フローリオ”もCGは現地取材を敢行し、同行したCG TVスタッフはそれをTARGA FLORIO STORICAという1本の映像作品にまとめた。ここにその抜粋を紹介しよう。
もうひとつの伝説的レース“ミッレミリア”を制した(17)メルセデス300SLR“722”の取材も許された。現在はミュージアムに展示され門外不出であるから、このホッケンハイムを走行する300SLRの姿と直8サウンドは世界的にも貴重な映像といえよう。
アルファ・ロメオの創業80周年を記念したイベント“アルファ80”もビデオ作品になっており、アルフェッタ(ティーポ158/159)など目もくらむグランプリマシーンの映像が存分に楽しめる。
ここではそのアルファ80よりモンザを走る(18)6C 3000CMを短く紹介しよう。このアルファ6気筒が奏でるサウンドは、何度聞いても胸がすく絶世の歌声。
ホンダ・コレクションホールから連れ出された(19)S800 RSCは68年鈴鹿12時間レースの優勝車。鈴鹿の東コースに響く排気音は当時のままのはずだ。
1965年に歴史的なF1初勝利を挙げた(20)ホンダRA272もコレクションホール所蔵。1.5リッターV12のウォームアップを見よ。いかに小排気量とはいえ60年代の12気筒でこの尋常ならざるレスポンス。
シーズンを終えたばかりのフェラーリF1(21)412T2に乗るという“異常事態”もCGは経験した。TIサーキットに満ちる究極のV12サウンドには、ただただ聞き惚れるしかない。
最後を締めくくるのはジャン・アレージがフィオラーノでテストする(22)フェラーリ642。実はフェラーリ512TRの新車発表会の取材に参加するのがこの日の主たる仕事であったが、こんなサプライズにも遭遇したのであった。
→お買い求めは「二玄社書店」で
→第1弾「ロードゴーイング・スポーツ」付き『CG』4月号も発売中
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