ダンロップ、冬用タイヤ「WINTER MAXX」を発表
2012.08.21 自動車ニュースダンロップ、新たな冬用タイヤ「WINTER MAXX」発表
住友ゴム工業は2012年8月21日、スタッドレスタイヤの新商品である「ダンロップWINTER MAXX(ウインター マックス)」の発表会を都内で開催した。
ダンロップの「WINTER MAXX(ウインター マックス)」は、2012年8月1日から販売されている新たなスタッドレスタイヤ。1969年にスノーラジアルタイヤ「ダンロップSP44」が発売されて以来、同ブランドで最も高い氷上性能を有する冬用タイヤとうたわれる。
氷上におけるブレーキ性能は、従来モデルの「DSX-2」に比べて11%アップ。すなわち、11%短い距離での制動が可能で、その技術的なポイントとして以下の2点が挙げられる。
一つは、ダンロップ独自の「ミウラ折り」サイプの幅を「DSX-2」よりも25%細くしたこと。これによりブロックの倒れこみが抑制され、トレッド面におけるエッジ成分は22%増加(MAXXシャープエッジ)。路面の“ひっかき効果”が向上したという。
さらに材質そのものについても、剛性と柔軟性を両立させた新たな「ナノフィットゴム」を採用。路面への密着度と摩擦力、両方の強化を実現した。
そのほか、ラグ溝の容積と形状も改められ、雪道での走行性能もアップ。センターの縦溝の容積は40%拡大され、ウエット路面におけるブレーキ性能も15%向上した。タイヤライフが長くなった点も、セリングポイントのひとつである。
今回の発表会では、福山雅治さんほかが出演するテレビCMの製作を手がけた、クリエイティブディレクターの箭内(やない)道彦さんも登壇。「自分自身、雪国(福島県)出身なので、優れた冬用タイヤのPRに関われるのはうれしい」「(製品の品質だけでなく)震災以降大変な苦労を強いられている東北をはじめ、日本全体の運転シーンを変えられたらとの思いから、『変える。』という言葉をテーマにしました」などと新商品に対する思いを語った。
CMのほうは9月1日からのオンエアだが、「ウインター マックス」自体の取り扱いは、8月1日から順次始まっている。サイズは、13インチから19インチまでの計88サイズ。価格はオープンプライス。
(webCG 関)
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