スペシャルティクーペ「マーキュリークーガー」に乗る
1999.09.16 自動車ニューススペシャルティクーペ「マーキュリークーガー」に乗る(9/16)
NAVI編集部の「アオダン」こと、青木禎之編集部員が「マーキュリークーガー」を試乗した。
「マーキュリー・クーガー」 は、フォード・モーターカンパニーのなかで、マーキュリー・ディヴィジョンに属するスペシャルティクーペである。中身はヨーロッパフォードの開発した実用車「モンデオ」である。日本ではフォードジャパンが輸入、近鉄モータースが販売する。設定される仕様は、2.5リッターV6エンジンと4段ATの組み合わせのみ。
外観は、ニューエッジデザインと呼ばれる曲面をシャープな直線でつなげたスタイル。全長×全幅×全高=4700×1770×1325mm。ホイールベースは2702mm。
170ps/6250rpmの最高出力、22.8kgm/4250rpmの最大トルクを発生する2.5リッター「デュラテック」ユニットは、ガスペダルを踏み込むと大きめのうなり声を上げるが、オートマチック・トランスミッションのスリップが大きいので、予想するほどクルマは前に出ない。215/50R16という背伸びしたスポーティなサイズのタイヤが、足下でバタつくのも難点。
しかし、ダースベイダー似のフロントフェイスのおかげで、高速道路では前を行くクルマが道を空けてくれる。すくなくとも「目立つ」という最重要項目に関しては、オーナーを満足させることうけあいです。(NAVI編集部アオキ)
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