第15戦ロシアGP決勝結果【F1 2015 速報】
2015.10.12 自動車ニュース【F1 2015 速報】第15戦ロシアGP、ハミルトン今季9勝目、メルセデス2連覇達成
F1世界選手権第15戦ロシアGP決勝が、2015年10月11日、ロシアのソチ・オートドローム(5.848km)を53周して行われた。
メルセデスのニコ・ロズベルグがポールポジションからスタートを成功させ、このままトップを快走するかに見えたが、早々にメカニカルトラブルでリタイアしてしまった。難なく首位の座を手に入れたチームメイトのルイス・ハミルトンに敵はおらず、ポイントリーダーは今季9勝目、通算42勝目を飾ることとなった。
2位はフェラーリのセバスチャン・ベッテル。予選4位からスタートで5位に落ちるも、目前のライバルより長めのスティントを走りオーバーカットに成功、2位のポジションを仕留めた。
3位にはフォースインディア・メルセデスのセルジオ・ペレスが入った。セーフティーカー中に先手を打ってタイヤを交換、レース終盤はタイヤをかばいながら周回を重ねた。残り2周でバルテリ・ボッタス、キミ・ライコネンに抜かされ5位に落ちるも、直後にボッタスとライコネンが接触したことで、表彰台の最後の一角にのぼることができた。ペレス&フォースインディアにとっては、2014年第3戦バーレーンGP以来となるポディウムだ。
ウィリアムズ・メルセデスのフェリッペ・マッサは、予選15位から大躍進し4位入賞。ライコネンのフェラーリは接触後何とか走ることができ5位でチェッカードフラッグを受けたものの、レース後の審議の結果、30秒加算のペナルティーを受け8位に後退した。
レッドブル・ルノーのダニール・クビアトは5位で母国GPを終え、ザウバー・フェラーリのフェリッペ・ナッサーは6位、ロータス・メルセデスのパストール・マルドナドは7位だった。8位ライコネンに次いで、9位にジェンソン・バトン、10位にはフェルナンド・アロンソが入ったものの、アロンソはレース後、コーナーカットによる5秒加算ペナルティーを受け11位に。マクラーレン・ホンダはダブル入賞を逃した。
代わりにマックス・フェルスタッペンのトロロッソ・ルノーが11位から繰り上がり10位でレースを終えた。
以下、12位ボッタス(ウィリアムズ)、13位ロベルト・メリ(マノー・マルシャ・フェラーリ)、14位ウィル・スティーブンス(マノー・マルシャ)、15位ダニエル・リカルド(レッドブル)が完走扱いとなった。
これまでランキング2位の座を守ってきたロズベルグが痛恨のリタイアを喫したことで、ポイントリーダーのハミルトン302点に次ぐ2位には236点のベッテルが上がり、3位ロズベルグ229点、4位ライコネン123点、5位ボッタス111点となった。残り4レースで66点ものリードを築いたハミルトンは、2年連続3度目のタイトルにいよいよ近づきつつある。
コンストラクターズチャンピオンシップ1位のメルセデスはポイントを531点とし、4戦を残して2年連続タイトルを決めた。以降、2位フェラーリ359点、3位ウィリアムズ220点、4位レッドブル149点、5位フォースインディア92点という順位となる。
(文=bg)