ミシュラン、新たな旗艦スポーツタイヤ「パイロットスポーツ4 S」を発売

2017.02.20 自動車ニュース webCG 編集部
左からロニー・クインタレッリ選手、ビバンダム(ミシュランマン)、日本ミシュランタイヤのポール・ペリニオ代表取締役社長。
左からロニー・クインタレッリ選手、ビバンダム(ミシュランマン)、日本ミシュランタイヤのポール・ペリニオ代表取締役社長。拡大

日本ミシュランタイヤは2017年2月20日、スポーツタイヤの新製品「ミシュラン・パイロットスポーツ4 S」を発表した。同年4月1日に発売する。

ペリニオ氏によってアンベールされた「ミシュラン・パイロットスポーツ4 S」。
ペリニオ氏によってアンベールされた「ミシュラン・パイロットスポーツ4 S」。拡大
国際試乗会での「パイロットスポーツ4 S」の印象を語るクインタレッリ選手。
国際試乗会での「パイロットスポーツ4 S」の印象を語るクインタレッリ選手。拡大
「パイロットスポーツ4 S」。向かって左端にはウエットグリップ用の斜めのトレッドが、右にはドライグリップ用の水平なトレッドが刻まれている。
「パイロットスポーツ4 S」。向かって左端にはウエットグリップ用の斜めのトレッドが、右にはドライグリップ用の水平なトレッドが刻まれている。拡大
歴代の「ミシュラン・パイロットスポーツ」シリーズ。初代パイロットスポーツが発売されたのは1997年で、2017年は20周年の節目の年にあたる。
歴代の「ミシュラン・パイロットスポーツ」シリーズ。初代パイロットスポーツが発売されたのは1997年で、2017年は20周年の節目の年にあたる。拡大

モータースポーツの技術をフィードバック

今回のパイロットスポーツ4 Sは、ミシュラン・パイロットスポーツシリーズの新たなフラッグシップモデルで、モータースポーツ活動で得た技術をフィードバックすることで、日常使用からサーキット走行までこなせるタイヤとなっている。

グリップ性能の強化については、タイヤのアウト側にドライグリップ性能を高めるトレッドを、イン側にはウエットグリップ性能を高めるトレッドを配した非対称トレッドパターンを採用することなどで、路面の状態を問わないグリップ性能を実現。サーキット走行が可能なタイヤでありながら、タイヤラベリング制度でのウエットグリップ性能の評価において、最高レベルの「a」を獲得している。

また、路面との密着性を強化し、高速走行時の走行安定性を高めたほか、レースタイヤにも使用される技術の投入により、高いハンドリング性能を実現している。

サイズは19インチが18種類、20インチが21種類ラインナップ。全サイズにホイールのリムを傷から守るプロテクターが備わるほか、ベルベット加工を施したプレミアムタッチデザインが採用される。オープン価格での販売となる。

東京都内で開催された発表会では、日本ミシュランタイヤのポール・ペリニオ代表取締役社長が商品の概要を説明。またスペシャルゲストとして、2017年もNISMOチームからSUPER GT GT500クラスに参戦する、レーシングドライバーのロニー・クインタレッリ選手が登場し、「一般道ではとても乗り心地が良かったし、静粛性も高かった。サーキットでは、ほかのタイヤだと5、6周で限界という攻め方をしても、パイロットスポーツ4 Sなら10周してもまだ余裕があった」と、試乗しての感想を語った。

(webCG)
 

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