トヨタがモーターショーに6種類の“小さなEV”を出展 試乗可能なモデルも【東京モーターショー2019】
2019.10.17 自動車ニュース![]() |
トヨタ自動車は2019年10月17日、第46回東京モーターショーのMEGA WEB会場で開催される「FUTURE EXPO」に“超小型EV”を出展すると発表した。
この超小型EVは、運転免許取り立てのユーザーや高齢ドライバーの日常的な近距離移動を想定して開発されたもの。一充電あたりの走行可能距離は約100kmで、法人ユースも想定されている。
あわせて今回のモーターショーには“超小型EV ビジネス向けコンセプトモデル”や“歩行領域EV(立ち乗りタイプ/座り乗りタイプ/車いす連結タイプ)”、さらに「トヨタi-ROAD」も出展。歩行領域EVとi-ROADについては、モーターショー会場の東西を結ぶシンボルロード「OPEN ROAD」において試乗可能となっている。
現在公表されている各モデルの仕様は以下の通り。
【超小型EV】
- 想定される用途:運転初心者および高齢ドライバーの近距離移動。
- 乗車定員:2人
- 車体サイズ:全長×全幅×全高=2490×1290×1550mm
- 最高速度:60km/h
- 一充電あたりの走行距離:約100km
- 充電時間:約5時間(200V)
- 発売時期:2020年冬ごろを予定
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【超小型EV ビジネス向けコンセプトモデル】
- 想定される用途:短距離移動と離駐車を繰り返す業務での活用。
- 乗車定員:1人
- 車体サイズ:全長×全幅×全高=2490×1290×1550mm
- 最高速度:60km/h
- 一充電あたりの走行距離:約100km
- 充電時間:約5時間(200V)
- 発売時期:--
【歩行領域EV 立ち乗りタイプ】
- 想定される用途:空港や工場など大規模施設での巡回・警備など。
- 車体サイズ:全長×全幅×全高=700×450×1200mm
- 乗車定員:1人
- 最高速度:2、4、6、10km/h(切り替え可)
- 一充電あたりの走行距離:約14km
- 充電時間:約2.5時間(電池交換可)
- 発売時期:2020年冬ごろを予定
【歩行領域EV 座り乗りタイプ】
- 想定される用途:荷物が多い時の移動や歩行に支障がある人の移動 。
- 乗車定員:1人
- 車体サイズ:全長×全幅×全高=1180×630×1090mm
- 最高速度:2、4、6km/h(切り替え可)
- 一充電あたりの走行距離:約10km
- 充電時間:約2時間(電池交換可)
- 発売時期:2021年を予定
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【歩行領域EV 車いす連結タイプ】
- 想定される用途:大規模施設や観光地における、手動車いすの方へのレンタル。
- 乗車定員:1人
- 車体サイズ:全長×全幅×全高=540×630×1090mm
- 最高速度:2、4、6km/h(切り替え可)
- 一充電あたりの走行距離:約20km
- 充電時間:約2.5時間(電池交換可)
- 発売時期:2021年を予定
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【i-ROAD】
- 想定される用途:都市部の“ラストワンマイル”の移動や、 観光地における外出など。
- 乗車定員:1人または2人
- 車体サイズ:全長×全幅×全高=2345×870×1455mm
- 最高速度:60km/h
- 一充電あたりの走行距離:約50km
- 充電時間:約3時間
- 発売時期:--
またトヨタは、EVを普及させるために、車両の販売に加えてリースも充実させることを計画している。車両は確実に回収し、ユーザーが使った後の電池の状態を査定し中古車として流通させるほか、電池を補給部品やクルマ以外の用途で再利用し使い切ることを検討しているという。
(webCG)
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