ZFがフロント用電動パーキングブレーキを開発
2020.03.13 自動車ニュース![]() |
ドイツのパーツサプライヤーであるゼット・エフ・フリードリヒスハーフェン(ZF)は2020年3月13日、業界初となるフロント電動パーキングブレーキ(EPB)を市場投入すると発表した。
ZFのフロントアクスル用EPBは、フロントキャリパーの構造を少しだけ変更するだけで導入できるのがメリットだ。リア用のマニュアルパーキングブレーキに必要なパーツが省略可能になるほか、フロントEPB用の電子構成部品やソフトウエアは、既存のESC制御ユニットに統合できる。つまり、既存の車両システムから、リアのマニュアルパーキングブレーキシステム分の重量を減らすことができるのだ。これにより、コストにシビアな小型車や超小型車にもEPBが導入しやすくなるという。
ZFのフロントEPBユニットは、韓国と中国で間もなく生産が開始される予定となっている。
(webCG)