F1オランダGPとスペインGPの延期決定 モナコGPは中止に【F1 2020】

2020.03.22 自動車ニュース

新型コロナウイルスの影響で、2020年5月に開催予定だったF1世界選手権の第5戦オランダGPおよび第6戦スペインGPは延期、第7戦モナコGPは中止となったことが、同年3月19日に発表された。

伝統のモナコGPはお預けに

開幕戦オーストラリアGPは、マクラーレンのスタッフに感染者が出たこともあり土壇場で中止。さらに第2戦バーレーンGPから第6戦スペインGPまでは、時期をずらしての実施という決断がくだされた。しかし、モナコGPの主催者であるモナコ自動車クラブ(ACM)は中止、すなわち今季の開催を断念した。当初はオランダ、スペインとともに延期と発表されていたものが、数時間後にACMによって覆されたため、モナコ中止のニュースは二重の衝撃をもって受け止められた。

ACMは、新型コロナウイルスがパンデミックとなったいま「レース開催は難しくなった」としているが、この発表と時をほぼ同じくして、モナコ公国のアルベール2世がコロナウイルスで陽性と診断されたとの報道もあったため、その影響も考えられる。

1929年に始まった伝統のレースであり、F1としては1955年から2019年まで65年連続、通算66回の開催を誇ってきたモナコGP。難攻不落の市街地コースで繰り広げられる、世界一華やかな一戦は、来年までお預けとなった。

新レギュレーションも1年延期

F1ではもうひとつ、大きな決定があった。F1とFIA(国際自動車連盟)、そして参戦する全10チームは、オーバーテイクしやすいマシンの開発などを目指して2021年に施行する予定だったテクニカルレギュレーションを1年延期し、2022年からとすることを満場一致で決めたのだ。

レースが中止されれば、チームとして当初見込んでいた収入は減ることになる。このような厳しい状況を乗り越えるために、新レギュレーションに対応したニューマシン開発の負荷をなるべく抑えるということで意見が一致した。2021年は今季と同じ技術ルールが適用されるものの、各チームの年間予算を制限するレギュレーションは、予定通り来季から適用される。

また例年8月に取られていた、全チーム強制のファクトリー稼働停止期間、いわゆるサマーブレイクが、3~4月に前倒しになることも決定。延期されたレースを通常の夏休み期間中に開催できるようにする調整もなされている。

現時点では、F1の2020年シーズンが始まるのは、早くとも6月のアゼルバイジャンGPからとなる。

(文=bg)

1955年から65年連続で開催されてきた“F1の顔”、モナコGPが中止となった。写真は2018年のモナコGPの様子。(Photo=Mercedes)
1955年から65年連続で開催されてきた“F1の顔”、モナコGPが中止となった。写真は2018年のモナコGPの様子。(Photo=Mercedes)拡大

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