マクラーレンが新型ハイパーカー「エルヴァ」を日本初公開 世界249台の限定モデル

2020.04.07 自動車ニュース
マクラーレン・エルヴァ
マクラーレン・エルヴァ拡大

マクラーレン・オートモーティブは2020年4月6日、新型ハイパーカー「エルヴァ」のモックアップを日本で初公開した。

「エルヴァ」は1960年代に活躍したカスタマーレーシングカー「マクラーレン・エルヴァM1A」をオマージュした新型ハイパーカーである。
「エルヴァ」は1960年代に活躍したカスタマーレーシングカー「マクラーレン・エルヴァM1A」をオマージュした新型ハイパーカーである。拡大
フロントまわりは、ノーズの下部から空気を取り入れ。クラムシェル上部のアウトレットから放出するエアロシステムが特徴。左右のエアインテークに効率的に空気を送り込むべく、状況に応じてアウトレット前方にディフレクターが立ち上がる仕組みとなっている。
フロントまわりは、ノーズの下部から空気を取り入れ。クラムシェル上部のアウトレットから放出するエアロシステムが特徴。左右のエアインテークに効率的に空気を送り込むべく、状況に応じてアウトレット前方にディフレクターが立ち上がる仕組みとなっている。拡大
エンジンルームへ空気を送るエアインテークは、ドアの前方と後方に設けられている。
エンジンルームへ空気を送るエアインテークは、ドアの前方と後方に設けられている。拡大
ブレーキについてはチタン製のキャリパーを採用することで1kgの軽量化を実現。ディスクローターも「セナ」より耐久性の向上が図られている。
ブレーキについてはチタン製のキャリパーを採用することで1kgの軽量化を実現。ディスクローターも「セナ」より耐久性の向上が図られている。拡大
上下4本出しのエキゾーストシステムは、素材にチタンとインコネルを用いることで軽量化を実現。チタン製フィニッシャーの成形には3Dプリンターを用いている。
上下4本出しのエキゾーストシステムは、素材にチタンとインコネルを用いることで軽量化を実現。チタン製フィニッシャーの成形には3Dプリンターを用いている。拡大
エクステリアとシームレスにつながるインテリア。インフォテインメントシステムは新型で、マクラーレンとして初めてApple CarPlayやAndroid Autoといった携帯端末のミラーリング機能を採用した。
エクステリアとシームレスにつながるインテリア。インフォテインメントシステムは新型で、マクラーレンとして初めてApple CarPlayやAndroid Autoといった携帯端末のミラーリング機能を採用した。拡大
価格は137万5000ポンド(約1億9000万円)。生産台数は249台とされている。
価格は137万5000ポンド(約1億9000万円)。生産台数は249台とされている。拡大

ドライバーに新しい体験を提供する“スピードスター”

エルヴァは、マクラーレンのラインナップの中でも、特にハイパフォーマンスな少量生産モデルである「アルティメットシリーズ」に属し、「セナ/セナGTR」「スピードテール」に続く同シリーズの第3弾にあたる。

ポジションとしては、サーキット走行を第一としたセナと、「究極のロードカー」を標榜したスピードテールの中間に位置するモデルとなるが、マクラーレン・オートモーティブ・アジア日本支社代表の正本嘉宏氏は、同車について、そうしたくくりでは語れない「五感で最高のドライビングエンゲージメントを提供する、新しい形」のクルマであると説明している。

むろん動力性能についても一切の妥協はなく、セナよりさらに軽量なカーボンモノコックのボディーに、最高出力最高出力815PS、最大トルク800N・mの4リッターV8ツインターボエンジンを搭載。「数値上はセナよりハイパフォーマンスな、最も俊敏なマクラーレン」(正本氏)となるという。

一方、デザインについては、自然界に見られるような肉体美と、マクラーレンならではのレーシングテクノロジー、そして「ファンクショナルジュエリー」(機能美を超えた美しさ)の3つのコンセプトを掲げて開発。ルーフはもちろんウィンドウもない“スピードスター”スタイルを採用しているが、オプションでウインドスクリーンも選択可能としている。

大きく抑揚のついたボディーサイドの造形も特徴で、エアインレットについては、片側につき前後に2つずつ計4カ所に設けることでひとつひとつのサイズを小型化。前方のエアインレットから入った空気は、ドア内のダクトを通ってエンジンルームへ送り込まれる。また、バックパネルはエンジンルームから効率的に熱を放出するべく、パネル全体がレーザー一体成型のメッシュとなっている。

さらに、リアエンドの上面から2本、バックパネルから2本のテールパイプが出る“上下4本出し”の「ニルヴァーナエキゾースト」もリアビューのアクセントで、上部の2本が高音を、後部の2本が中低音を担うことで、美しく刺激的なエキゾーストサウンドを実現するという。

一方、インテリアはエクステリアとの境目のないシームレスなデザインが特徴。シートはカーボンシェルに4層のポリウレタンからなるウルトラファブリックの表皮を組み合わせたもので、高いはっ水性と耐久性、UV耐性に加え、熱を蓄えにくい特性から優れた快適性も備えているという。またキャビン後方には、駐車時に使うトノカバーやベル社製のビスポークヘルメットなどが収納できるスペースを完備。標準仕様ではエアコンやオーディオは非採用だが、フリーオプションで装着可能となっている。

価格は137万5000ポンド(約1億9000万円)。生産開始は2020年第4四半期となる予定で、生産台数は当初の発表より減少して、249台とされている。

(webCG)

◆関連ニュース:マクラーレンが新型ロードスター「エルヴァ」発表
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