新社名は「ステランティス」 FCAとグループPSAの合併で誕生
2020.07.17 自動車ニュースフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)とプジョーS.A.(グループPSA)は2020年7月15日(現地時間)、50:50の対等合併合意の進捗(しんちょく)に伴い、新たな企業グループの名称を「STELLANTIS(ステランティス)」とすることを発表した。
ステランティスは、ラテン語の動詞「stello(ステロ)」にちなんでおり、「星たちとともに輝く」という意味になる。新社名に関し同社は「語るべきストーリーを数多く持った自動車ブランドおよび強靱(きょうじん)な企業文化を統合して、新たなモビリティー時代のリーダーたらんとする意思を表現するとともに、2社の格別な価値観とブランド価値を保つ意思も表した」という。
さらに「真にグローバルなビジネスを実現すべく多彩な専門人材、ノウハウおよび資産を組み合わせて、将来にわたり持続可能なモビリティーソリューションを提供。社名のラテン語の起源は、両社の設立以来の豊かな沿革に敬意を払いつつ天文学を彷彿(ほうふつ)させることで、自動車産業の変革を主導する合併推進にあたって、真の楽観主義とエネルギーおよび再生を続ける精神を表す」と合併への期待感を示した。
新社名の名称は、企業ブランドとしてグループ全体で使用。現状では同社を構成するフィアットやアルファ・ロメオ、ジープ、プジョー、シトロエン、オペルといった全13ブランドの名称およびロゴには変更はないという。
合併プロジェクトの完了は、両社の臨時株主総会における決算の承認ならびに独禁法関連の行政当局確認など規定の処理を経て、2021年の第1四半期を予定している。
2019年のデータによれば両社を合わせた世界販売台数は800万台近い規模に達するといわれ、合併後のステランティスはおよそ772万台の販売台数を誇るGMを抜き、1位のフォルクスワーゲングループ、2位のトヨタ、3位のルノー・日産・三菱アライアンスに続く世界第4位の自動車メーカーとなる見込みだ。
(webCG)
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