【F1 2021】最終戦アブダビGPは最終周で奇跡の大逆転 フェルスタッペンが新王者に

2021.12.13 自動車ニュース

F1世界選手権第22戦(最終戦)アブダビGPの決勝が、2021年12月12日、アブダビのヤス・マリーナ・サーキット(5.281km)を58周して行われた。

マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトン、チャンピオン候補の2人が同点で迎えたシーズン最後の戦いは、誰もが予想しなかった大逆転撃で幕を閉じた。

予選2位からのスタートでトップを取ったのはハミルトン。その後はレースを有利に進め、2021年のタイトルは彼の手に渡るだろうと、誰もが思っていたはずだった。

しかし、残り5周でウィリアムズのニコラス・ラティフィがクラッシュ、セーフティーカーが出ると様相は一変した。徐行中にトップのハミルトンはハードタイヤを履いたままコースにとどまったが、2位のフェルスタッペンは新しいソフトタイヤを装着し、再スタートに備えた。

ファイナルラップでグリーンフラッグが振られると、ニュータイヤのアドバンテージをフルに引き出したフェルスタッペンが首位を奪い、そのままチェッカードフラッグを受けた。これによりフェルスタッペンが2021年の新王者となり、1950年から続くF1の歴史上、初めてオランダ人がチャンピオンとなった。

また、今シーズンでF1から撤退するホンダにとっては、1991年のアイルトン・セナ以来30年ぶり、6度目となるドライバーズタイトル獲得。レッドブルにとっては2013年にセバスチャン・ベッテルが取って以来の栄冠となった。

最後の最後で敗れたメルセデスのハミルトンは、レースもチャンピオンシップも2位で終了。しばし茫然(ぼうぜん)自失の表情を浮かべるも、なんとか気を取り直し、フェルスタッペンの勝利をたたえた。なおメルセデスは、8年連続でコンストラクターズチャンピオンとなった。

このレースを3位で終えたのは、フェラーリのカルロス・サインツJr.だった。2015年に同じトロロッソ(現アルファタウリ)でGPデビューしたかつてのチームメイト、フェルスタッペンの戴冠を祝うとともに、シーズン最後の表彰台をともにした。

アルファタウリ・ホンダが4-5フィニッシュ。角田裕毅は、ルーキーイヤーの最後で最高4位を獲得、ピエール・ガスリーは5位でチェッカードフラッグを受けた。バルテリ・ボッタスは、5年間在籍したメルセデスでのキャリアを6位で締めくくった。マクラーレン・メルセデスのランド・ノリスは予選3位から7位でゴール。アルピーヌ・ルノーは、フェルナンド・アロンソ8位、エステバン・オコン9位とダブル入賞。そしてフェラーリのシャルル・ルクレールが10位に入り、最後の1点を手にした。

以下、11位セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン・メルセデス)、12位ダニエル・リカルド(マクラーレン)、13位ランス・ストロール(アストンマーティン)、14位ミック・シューマッハー(ハース・フェラーリ)、15位セルジオ・ペレス(レッドブル)が完走となった。

【ドライバーズチャンピオンシップ】
1位 マックス・フェルスタッペン 395.5点
2位 ルイス・ハミルトン 387.5点
3位 バルテリ・ボッタス 226点
4位 セルジオ・ペレス 190点
5位 カルロス・サインツJr.  164.5点
6位 ランド・ノリス 160点
7位 シャルル・ルクレール 159点
8位 ダニエル・リカルド 115点
9位 ピエール・ガスリー 110点
10位 フェルナンド・アロンソ 81点
11位 エステバン・オコン 74点
12位 セバスチャン・ベッテル 43点
13位 ランス・ストロール 34点
14位 角田裕毅 32点
15位 ジョージ・ラッセル 16点
16位 キミ・ライコネン 10点
17位 ニコラス・ラティフィ 7点
18位 アントニオ・ジョビナッツィ 3点
19位 ミック・シューマッハー 0点
20位 ロバート・クビサ 0点
21位 ニキータ・マゼピン 0点

【コンストラクターズチャンピオンシップ】
1位 メルセデス 613.5点
2位 レッドブル・ホンダ 585.5点
3位 フェラーリ 323.5点
4位 マクラーレン・メルセデス 275点
5位 アルピーヌ・ルノー 155点
6位 アルファタウリ・ホンダ 142点
7位 アストンマーティン・メルセデス 77点
8位 ウィリアムズ・メルセデス 23点
9位 アルファ・ロメオ・フェラーリ 13点
10位 ハース・フェラーリ 0点

(文=bg)

 
【F1 2021】最終戦アブダビGPは最終周で奇跡の大逆転 フェルスタッペンが新王者にの画像拡大

関連キーワード:
F1 2021, モータースポーツ, 自動車ニュース