【F1 2022】第14戦ベルギーGPでフェルスタッペンが今季9勝目

2022.08.29 自動車ニュース bg

F1世界選手権第14戦ベルギーGPの決勝が、2022年8月28日、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキット(7.004km)を44周して行われた。

パワーユニット交換の降格ペナルティーで14番グリッドからスタートしたレッドブルRBPTのマックス・フェルスタッペンが、他の追随を許さない圧倒的な速さで優勝。今シーズン9勝目、通算29勝目を飾った。

2位にはレッドブルのセルジオ・ペレスが入り、チームは今季4回目の1-2フィニッシュを達成した。

3位はフェラーリのカルロス・サインツJr.。予選ではフェルスタッペンの降格により繰り上がってポールポジションとなったが、この週末はレッドブルに歯が立たず、フェラーリは完敗を喫した。

メルセデスのジョージ・ラッセルは、2.254秒差で表彰台を逃し4位。僚友ルイス・ハミルトンはオープニングラップでの接触によりリタイアとなった。

パワーユニット交換のペナルティーで15番グリッドからの出走となったフェラーリのシャルル・ルクレールは、ファステストラップのボーナスポイントを狙い、5位走行中の残り2周で緊急ピットイン。その後フェルナンド・アロンソに抜かれ6位に落ち、なんとか5位を奪還するも、最速タイムを記録できなかったばかりか、ピットアウト時にスピード違反を犯し5秒加算ペナルティーを受け、結果6位に降格した。

フェラーリの“自滅”で5位となったのはアルピーヌのアロンソ。チームメイトのエステバン・オコンも7位に入り、コンストラクターズランキング4位のチームはさらにポイントを積み上げることに成功した。

アストンマーティン・メルセデスのセバスチャン・ベッテルはベテランらしい走りで8位。アルファタウリRBPTのピエール・ガスリーは自身100戦目で9位入賞を果たした。そして10位でゴールしたのは、ウィリアムズ・メルセデスのアレクサンダー・アルボンで、今季3回目の入賞となった。

以下、11位ランス・ストロール(アストンマーティン)、12位ランド・ノリス(マクラーレン・メルセデス)、13位角田裕毅(アルファタウリ)、14位ジョウ・グアンユー(アルファ・ロメオ・フェラーリ)、15位ダニエル・リカルド(マクラーレン)、16位ケビン・マグヌッセン(ハース・フェラーリ)、17位ミック・シューマッハー(ハース)、18位ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)が完走した。

ドライバーズチャンピオンシップで孤高の首位を堅持するフェルスタッペンはポイントを284点とし、2位に上がったチームメイトのペレスとの差を93点とした。ルクレールは186点で3位にドロップ。4位にアップしたサインツJr.は171点、5位ラッセルは170点とこちらは僅差の戦いとなっている。

コンストラクターズチャンピオンシップでは、1位レッドブルが475点とリードを拡大。2位フェラーリ357点、3位メルセデス316点と続き、4位アルピーヌは115点として5位マクラーレンに20点のギャップを築いた。

(文=bg)

 
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