【F1 2023】第7戦モナコGPでフェルスタッペン今季4勝目
2023.05.29 自動車ニュースF1世界選手権第7戦モナコGPの決勝が、2023年5月28日、モナコのモンテカルロ市街地コース(3.337km)を78周して行われた。
中盤に降った雨も、レッドブル・ホンダRBPTのマックス・フェルスタッペンの独走を止めることはできなかった。カーナンバー1をつけたマシンは、後続に27秒もの大差をつけてポール・トゥ・ウィンを達成。モナコで2勝目、今シーズン4勝目、通算39勝目を完勝で飾った。
2位はアストンマーティン・メルセデスをドライブするフェルナンド・アロンソ。予選ではフェルスタッペンと激しいポール争いを繰り広げるも、レースではレッドブルにかなわず。それでも今季最高位フィニッシュに満足げな表情だった。
3位はアルピーヌ・ルノーのエステバン・オコン。3番グリッドからそのポジションをキープし、今季ベストの結果を残した。
大幅にアップデートしたマシンを持ち込んだメルセデス勢は、ルイス・ハミルトン4位、ジョージ・ラッセル5位と並んでフィニッシュ。ハミルトンはファステストラップも記録した。
フェラーリのシャルル・ルクレールは母国GPをスタート順位と同じ6位でゴール。アルピーヌのピエール・ガスリー7位、そしてフェラーリのカルロス・サインツJr.は4番グリッドから8位と大きく順位を落とした。そしてランド・ノリス9位、オスカー・ピアストリは10位とマクラーレン・メルセデスの2台がダブル入賞を果たした。
以下、11位バルテリ・ボッタス(アルファ・ロメオ・フェラーリ)、12位ニック・デ・ブリース(アルファタウリ・ホンダRBPT)、13位ジョウ・グアンユー(アルファ・ロメオ)、14位アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・メルセデス)、15位角田裕毅(アルファタウリ)、16位セルジオ・ペレス(レッドブル)、17位ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース・フェラーリ)、18位ローガン・サージェント(ウィリアムズ)が完走した。
ドライバーズチャンピオンシップは、ポイントリーダーのフェルスタッペンが144点、今回ノーポイントに終わったランキング2位のペレスは105点のままで、2人の差は一気に39点まで開いた。その後ろには、3位アロンソ93点、4位ハミルトン69点、5位ラッセル50点と続いている。
コンストラクターズチャンピオンシップは、レッドブルが249点で堂々トップを堅持。2位アストンマーティン120点、3位メルセデス119点と2位争いは僅差だ。4位フェラーリ90点、5位アルピーヌ35点といった上位の顔ぶれとなる。
(文=bg)