自動車販売店向けのマネジメントシステム「テクノソフトオートモーティブ ソリューション」が上陸

2023.07.03 自動車ニュース webCG 編集部
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テクノソフトオートモーティブが行った報道関係者向け発表イベントの様子。
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シンガポールのテクノソフトオートモーティブ(Technosoft Automotive)は2023年7月3日、日本市場に本格参入すると発表した。自動車メーカーおよびディーラー向けのマネジメントシステム(DMS)「テクノソフトオートモーティブ ソリューション(Technosoft Automotive Solution=TAS)」を展開する。

テクノソフトオートモーティブの創設者、フレディ・タンCEO。
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テクノソフトオートモーティブの発表イベントに登壇した写真左から同社のフレディ・タンCEO、テクノソフトジャパンの吉島良平プレジデント、日本マイクロソフトの竹内洋二常務モビリティサービス事業本部長。
テクノソフトオートモーティブの発表イベントに登壇した写真左から同社のフレディ・タンCEO、テクノソフトジャパンの吉島良平プレジデント、日本マイクロソフトの竹内洋二常務モビリティサービス事業本部長。拡大

TASは、「マイクロソフト・ダイナミクス365(Microsoft Dynamics 365)」をベースとした自動車メーカーおよびディーラー向けクラウドソリューションで、ディーラー業務を広範囲にカバーし、デジタルオペレーションの信頼性を高め効率化するというシステムである。

発表イベントに登壇したテクノソフトオートモーティブのフレディ・タンCEOは、「日本はアメリカと中国に次ぐビッグマーケット。特に日本では、セキュリティーやプライバシーなどに留意したデータプラットフォームが求められています。TASは車両オーナーとディーラー間のコミュニケーションを促進させ、最高のおもてなし体験を提供するマネジメントシステムです」と同社のサービスを紹介した。

これまでアジア圏を中心とした10カ国、8法人で運用実績があるTASは、各国の商習慣に対応するローカライゼーションを強みとし、グローバルの主要カーブランドや、トヨタ、レクサス、日産、三菱、クボタなど日本ブランドの販売店にも導入されている。インドネシアやフィリピンでは同種のサービスでシェアトップを誇っているという。

国内では外資系の日本法人や輸入ブランドディーラー、マルチブランド対応の国内ディーラーに向けてのB to Bプラットフォームサービスとして展開していく計画だ。

TASの導入によって、ユーザーが最適な購買やサービスの体験ができるようにディーラー業務をサポートするほか、将来的にはリースやレンタルといったシェアリングサービスの提供も視野に入れる。日本では5年間で1000店舗、10年間で4000店舗程度での運用を目指すと抱負が述べられた。

(webCG)