【F1 2023】第18戦カタールGPでフェルスタッペンがチャンピオンに レースではポール・トゥ・ウィン達成
2023.10.09 自動車ニュースF1世界選手権第18戦カタールGP決勝が、2023年10月8日、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキット（5.38km）を57周して行われた。
レース前日のスプリントでドライバーズチャンピオンを確定させていたレッドブル・ホンダRBPTのマックス・フェルスタッペンがポール・トゥ・ウィンを成し遂げ、今シーズン14勝目、通算49勝目を挙げた。またファステストラップのボーナス1点も勝ち取った。
2位はマクラーレン・メルセデスのオスカー・ピアストリ。スプリントで初優勝したルーキーはレースでもしっかりと仕事をこなし、前戦日本GPの3位に次ぐ自身2度目のポディウムにのぼった。
3位はマクラーレンのランド・ノリス。予選でトラックリミット違反により10位に沈んだものの、見事表彰台まで挽回した。これで3戦連続、今季5回目のポディウムとなる。
スタート直後にチームメイト同士が接触するという波乱の幕開けとなったメルセデス勢は、ルイス・ハミルトンが0周リタイアとなるも、ジョージ・ラッセルは最後尾から4位まで順位を上げることができた。フェラーリのシャルル・ルクレールが5位、アストンマーティン・メルセデスのフェルナンド・アロンソはコースオフして表彰台圏内から脱落し、結果6位だった。
7位に終わったアルピーヌ・ルノーのエステバン・オコンの後ろにはアルファ・ロメオ・フェラーリの2台が並び、バルテリ・ボッタス8位、ジョウ・グアンユー9位と値千金のダブル入賞。ポイント圏最後の10位に入ったのは、レッドブルのセルジオ・ペレスだった。
以下、11位ランス・ストロール（アストンマーティン）、12位ピエール・ガスリー（アルピーヌ）、13位アレクサンダー・アルボン（ウィリアムズ・メルセデス）、14位ケビン・マグヌッセン（ハース・フェラーリ）、15位角田裕毅（アルファタウリ・ホンダRBPT）、16位ニコ・ヒュルケンベルグ（ハース）、17位リアム・ローソン（アルファタウリ）が完走した。
3年連続でドライバーズチャンピオンとなったフェルスタッペンはポイントをさらに積み上げ433点。ランキング2位のペレスは224点、3位ハミルトン194点、4位アロンソ183点、5位カルロス・サインツJr.153点と続く。
前戦日本GPでコンストラクターズタイトルを決めていたレッドブルは657点、2位メルセデスは326点、3位フェラーリ298点。熾烈（しれつ）なのは4位争いで、230点のアストンマーティンに、219点のマクラーレンが猛追を仕掛けている。
（文＝bg）
