【F1 2024】第7戦エミリア・ロマーニャGPでフェルスタッペンが今季5勝目、ノリスは0.725秒差で2位
2024.05.20 自動車ニュースF1世界選手権第7戦エミリア・ロマーニャGP決勝が、2024年5月19日、イタリアのイモラにあるアウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ(4.909km)を63周して行われた。
ヨーロッパ・ラウンドの初戦、追い抜き困難なオールドコースで各車我慢のレースを強いられたなかで、レッドブル・ホンダRBPTのマックス・フェルスタッペンが今シーズン5勝目、通算59勝目を飾った。初日はバランスの悪いマシンに苦戦するも、予選になると持ち直し、30年前にこの地で落命したアイルトン・セナが持つ記録に並ぶ8連続ポールポジションを獲得。レースでは、終盤に強敵マクラーレン・メルセデスのランド・ノリスからの猛追を受けるも、0.725秒差でなんとか抑え切った。
2位でチェッカードフラッグを受けたノリスは、前戦マイアミGPでの初優勝を含めて今季4回目の表彰台。マクラーレンはオスカー・ピアストリも4位に入り、レッドブルと互角に争うまでパフォーマンスを上げてきている。
3位はフェラーリのシャルル・ルクレール。母国ファンの前でいいところを見せたかったフェラーリだったが、予選、決勝を通じ、レッドブルとマクラーレンにお株を奪われた。スクーデリアにとって、このコースでのポディウムは2006年以来となる。
フェラーリのもう一台、カルロス・サインツJr.は、ピットストップでピアストリに先行を許し5位フィニッシュ。メルセデス勢は、ルイス・ハミルトンが予選順位より2つアップし6位、ジョージ・ラッセルは、ファステストラップのために追加でピットインしたことでひとつ順位を落とし、7位でゴールした。
予選で失敗し11位に沈んだレッドブルのセルジオ・ペレスは8位まで挽回。アストンマーティン・メルセデスのランス・ストロールは、13番グリッドから9位入賞を果たした。
RBホンダRBPTの角田裕毅は、今季最高の予選7位から、スタートで2つポジションダウン、さらに終盤にストロールにもかわされたものの、チームの地元で10位に入り、ポイント1点を持ち帰ることができた。
以下、11位ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース・フェラーリ)、12位ケビン・マグヌッセン(ハース)、13位ダニエル・リカルド(RB)、14位エステバン・オコン(アルピーヌ・ルノー)、15位ジョウ・グアンユー(キック・ザウバー・フェラーリ)、16位ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、17位ローガン・サージェント(ウィリアムズ・メルセデス)、18位バルテリ・ボッタス(キック・ザウバー)、19位フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が完走した。
ドライバーズチャンピオンシップのトップ5は、1位フェルスタッペン161点、2位にルクレールが上がり113点、3位に落ちたペレスは107点、4位ノリス101点、5位サインツJr.93点。コンストラクターズチャンピオンシップは、1位レッドブル268点、2位フェラーリ212点、3位マクラーレン154点、4位メルセデス79点、5位アストンマーティン44点と続く。
次の第8戦モナコGP決勝は、5月26日に行われる。
(文=bg)
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